「宿題の量」


「宿題の量」



 
 講座の宿題の量について、
多すぎるという生徒さんが多く
もう少し減らそうかと考えています。
特に人間関係前期の宿題の量は
各講座の中で一番多いのです。


 
 確実に成果を挙げるために考えた量ですが
現実的に仕事をしている方も多く、
なかなか完遂は難しいようです。
 宿題をできないことで自信を失う生徒さんも
いるので40〜50%ぐらい削るのが妥当なのかな。



 1日30分が目標だったけど通勤の時間の
10〜15分ぐらいで終わるシンプルな宿題にします。
ボリュームが多すぎて、消化不良になるよりも
確実にこなして必要最低限のスキルをしっかり
できるように意識して作ったほうが良さそうです。



 生徒さんのやる気や取れる時間の量にかなり
幅があるので平均的なところを取ってしっかりできる
ラインを追求していきます。



 



*11月からの統計データについて

人間関係前期について
去年の11月から統計データを取っています。
要旨だけお伝えしますと、

・会話を始めるスキル
・傾聴スキル
・発話スキル
・集団におけるスキル
・総合スキル
・対人不安
・孤独感

について3ヶ月でどの程度変化するのか調べています。
ダイコミュにはできる限り科学的に行くスタンスを取っていて
感情や直感で効果があったかないかというあいまいな世界から
抜け出したいのです。個人別では人間関係前期については
冬から成績表をつけてお返しするようにしています。


反復測定モデルで検定にかけているのですが
スキルについては、全体的に20%ぐらい
向上するのが分かってきました。
有意差も出ているので講座の効果としては
実証されたと言って良いと思います。
論文書き終えたらPDFで公開する予定です。



しかしながら、
心理的な状態についてはさほど変化していません。
若干低くはなっているのですが、孤独感や、対人不安については
まだ有意さが出ていません。心理学的に、
対人不安や孤独感はなかなか変化しないと言われていますが、
それでも今までの講師の経験上、友人などができて、
対人不安や孤独感は低くなると予想していました。



飲み会を封印したのが原因なのか??
講座が基礎練習主体でなのが原因なのか??
もう少し受容的な感覚を受ける講座にした方が効果がでるのか。




人間関係前期はスキルの向上を目指していますので
メンタルについては、結果が出なくてもしょうがないとは
言えるのですが、それでもできればメンタルの改善も
できたほうが一石二鳥なので、引き続き講座のあり方を
もう少し考えて行きたいと思います。

 

 


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