2006-09-28 雪 講師の生活 「雪」 太郎をねむらせ 太郎の屋根 に雪ふりつむ 次郎をねむらせ 次郎の屋根に雪ふりつむ 奥深い農村の夜。静寂の中でしんしんと雪が降り積もっていく。 子に対する暖かい愛情が、静寂さと寒さと複雑に絡み合う 独特の情感が描かれています。 教科書にも確かあった気がしますが、これは三好達治(1900〜 1964)の 詩です。鳥取にある母方の実家に行くといつもこの詩が書かれている絵を 見ます。小さい頃から何度も見ていて、昔はなんとも思わなかったのですが、 不思議なもので今では大好きな詩の一つです。