コミュニケーションと愛情


 なんだかすごい題ですね(笑)

 コミュニケーションには*愛情が必要です。
どんな人でも自分の事を愛してくれたら
嬉しい気持ちになります。そしてその愛情を返したくなります。


 例えば

友達に、「お前には本当に感謝している」と言われたら、
自分も、「俺だってお前に感謝しているよ」と返したくなるでしょう。

奥さんに、「あなたの事をいつも大事に思っています」と言われたら
旦那さんは、「俺もお前の事をいつも大事に思っている」と返したくなるでしょう。



 愛情持てば持つほど、また伝えれば伝えるほど自分に返って来ます。
私は一時期愛されることばかりに気を取られ、自分自身が人を
愛する気持ちを失っていました。そうしたらいつの間にか、
自分に対して愛をくれる人がいなくなってしまいました。



 これは当たり前の話です。愛を持たない人が、愛を一方的に
受け取るなんて事は、独りよがり以外の何者でもありません。
私は心を改めました。



 愛を伝えたとき、不幸にもその愛が自分が伝えた大きさよりも
小さくなって返ってくる事があります。でもそれを損と捉えるのは
間違っていると思います。「自分がこれだけ愛しているのだから
貴方もこれだけ愛すべきだ」なんて考えは間違っています。



 愛情に足し算引き算はありません。少しでも愛が返ってくれば
それで良いではありませんか。自分が与えた愛が10で、相手から
返ってきた愛が3でも良しとしましょう。何も伝えなかったら返ってくる
愛は0なのですから。



 自分が100伝えて、30しか返ってこなくても大喜びするべきです。
30も返ってきたのですから。同じ要領で1000の愛を伝えて、300の
愛が返ってきたら、もう最高です。



 人から愛されたいなら、まずは愛を相手に持つべきです。
自分の愛情は無限にあります。その愛を押し殺す必要なんて
何処にもありません。美味しいものを食べたら感謝する。
手伝ってもらったら感謝する。受講してくれている生徒さんに感謝する。
育ててくれた親に感謝する。



 全ての思いが返ってくる事はないこともあります。
でも大概は返ってきます。もっと大きくなって
その思いが返ってくることもあります。



 愛情を持たなかったら、人は誰も自分を愛してくれません。
その原則をしっかりと心に留めましょう。そして人を愛する気持ちは
止め処なく、際限なく、無尽蔵に、無限に持つべきです。



 愛情は枯渇することの無い価値のある感情なのですから。






*愛情
深く愛し、いつくしむ心。異性を恋い慕う心。