最初の出会いが苦手なのはあたりまえ



 初対面でうまく話せない、自分を出せないと言う生徒さんの
悩みをよく聞きます。これは誰でもが抱える悩みです。


*荻野綱男教授は「人間の歴史を見れば、見知らぬ人と
出会うことはそもそも異常ななことであり、事件であった。」
と主張されています。(コミュニケーション論、有斐閣社、都市化とことばより)

 
 なるほど、確かに一昔前までは、ほとんどが農民であり、
およそおそらく、人間関係はその村の中で完結していたでしょう。
また、その村の中では皆が皆同じような環境で育っているため、
警戒する必要も無かったでしょう。


 しかし、現代では、特に都市圏に住んでいれば、
今まで出会ったことの無い人との出会いの連続です。
さらに、その新しく出会う人は自分とは同じ価値観や、
環境で育った人ばかりではありません。


 これは人間の歴史をみれば、全く新しい世界の
登場だと言っても過言ではないでしょう。
 初対面の人とうまく話せないのは、人間の歴史を見れば
あたりまえのことなのです。


 ではそのあたりまえの状況をいかに改善て行けば
良いのでしょうか。都市化に順応するには、初対面の
連続性に対応する必要もあります。


 続きは、コミュニケーション講座で・・・っておこられちゃうかな(笑)
すみません。眠いので・・・




*荻野綱男教授
東京都立大人文学部教授
専門 言語学