賢き者


「賢き者」



賢きものは世に用いられて、


愚かなる者は、人に捨てらるること、常の道ならば、


幼稚のときよりよく学びて賢きものとなり、


必ず無用の人となることなかれ



(明治7年 小学校の教科書より)





 私は寂しがり屋です。誰かに求められていないと
孤独に耐えられずに悲鳴を上げてしまいます。
誰かに求められるには、求められるだけの知識や考えを持っていなくては
なりません。
 
 自分の仕事に誇りを持ち、尊厳を持って人生を生き抜くには
学びつづけるしかありません。学ぶことを辞め、努力することを
せずに、無いものねだりばかりしても人は寄ってきません。

 無用の人には誰も寄り付かない。だから学ぶしかない。
どんなに忙しくても、どんなに眠くても、勉強を辞めたら
私は無用の人間になってしまう。そう言ったあせりから、
私は一層学ぼうと思うのです