「会話の悩み」


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 対人恐怖だった頃、私自身、
人とどのように接すれば良いのか
日々悩んでいました。


将来コミュニケーション講座の
講師になるなんて夢にも思ってもいなかった
頃の日記です。

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「会話の悩み」(2001年 冬)

 


 どうすれば相手と打ち解けられるか。
僕はどうも最近、コミュニケーションに対して歯車が
狂い始めていると感じる。



 以前に比べコミュニケーションに
対して考えすぎているところがある。
話がうまくいっている時のことを思い出し、
今と比べてみた。



 原因が解った。
「相手の目を通して自分がどう映るのか」
 ということばかり考えているのだ。



 相手の目を通して自分を見る。
結局は相手と会話をしているのではなく、
自分と会話しているのである。
だから自分ばかりが気になってしまう。




 もちろん自分がどう見られれるかと言う意識を
捨てることはできない。
 しかし、過度に意識することはやめなくてはならない。
会話は相手とするものであって、自分とするものではないからだ。




 「自分のことがどう思われてもあまり気にしない」と言う心構えを持てば、
もっと気楽に人とコミュニケーションをとることができるはずだ。
自分がどう見られるかということは、最低限さえ意識していれば
充分なのではないか。


 
 ありのままの自分を見せて、
それで相手に嫌われてもしょうがないではないか。
それ以上でも、それ以下でもないのだから。

 
「気楽にコミュニケーションをとろう!」
と思っていたぐらいがちょうど良い。
好奇心をもって楽しく話をする。
これをしばらく意識して会話をしてみようと思うのである。







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