「2005年9月18日「ここまできた」 11月17日「何者でもないつらさ」 


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コミュニケーションブログには
定期的に以前のブログを載せています。


今日は起業前の日記を久しぶりに載せます。
2005年の9月18日と言えば、
会社を辞めて一ヵ月後ぐらいの時期です。
24歳の秋ですね。


このころはいよいよ無収入になって、
自分を追い込んでいた時期です。


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「2005年9月18日「ここまできた」



 18歳の時、漠然と起業にあこがれるようになっていた。
良い大学に進み、良い企業に就職し、そして安定した生活を送り、
生涯を終える。僕は18年間ずっとそういった人生を目指すべく生きてきていた。
大学に入り、自由な時間が増えると僕は自分の頭で自分の人生を考え始めた。
今まで教わってきた教育に違和感を感じていた。僕は自分の真の力を知りたかった。
自分には何ができるのか??本当の僕の力はどれぐらいあるのだろうか??
そういった疑問に答えを出してくれるのが
コミュニケーションに関する起業と言う道だった。




 自分で会社を運営するということはすべてが自分の責任となり、
すべての報いが自分に返ってくる。サボっていればお客様は評価してくれない。
かといってがんばれば良いという物ではない。
嘘っぱちの努力や、表層的な努力などすべて無駄に終わる。
僕はそういった嘘がまかり通らない白黒はっきりした世界に憧れていた。
商売はお客様が満足しなければ継続しない。
人を喜ばせることができない経営者は会社を運営していけない。
僕は自分が苦しんだコミュニケーションに関して
人を喜ばせることで、自分自身も喜びを享受したいと思うようになっていった。





 僕は24歳である。安定していて給料もよく、人間関係も良かった会社を辞めた。
でも後悔の「こ」の字もない。親も、経営者も「まだ若い」といっている。
だけど年齢における若さは問題ではないのだ。「本当に若いかどうか?」は
僕の作った会社が答えを出してくれるのだから。
もし僕が失敗したら、そのときは若かったと認めざるを得ないだろう。
僕はその答えが知りたい。僕は真実が知りたい。




 この六年、起業にたいする思いを絶対に曲げなかった自分と、
リスクを承知で世間の道を外れた自分を誉めてあげたい。
色々な挫折や苦しみがあった。でもなんとかここまできた。
僕は今までのがんばった自分に対して恥ずかしくないよう、
これからもっと成長していきたいと思う。




 そして、絶対に結果をだすのだ。








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こちらの日記は退職してから
3ヵ月後ぐらいの時期です。
貯金も徐々に減ってきて、
あせりがかなりある時期でした。


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11月17日「何者でもないつらさ」




 僕は現時点では何者ではない。それは社会的には存在がないのと同じことだ。
僕は無職である。コミュニケーション講座を始める前の段階であるからしょうがないが、事実は事実だ。
無職であると言うことは社会に価値を作り出していない人間と言うことであり、
それは社会的に見れば害悪以外の何者でもない。
社会に価値を作り出す人間が減っていけば行くほど社会の潤いは枯渇し、
寂れたつまらない空間へと変化していく。
だから社会は社会に価値を作り出さない人間に対して厳しい。




 僕は今何者でもない。社会への貢献度は0である。そしてそれはとてもつらい。
でもこのつらさは望んだもの。このつらさは将来への大きな糧となると信じている。
人間は苦しみの中でもっとも成長していく。苦しみぬいて苦しみぬいて、
やっと成功した人は本当に美しい。苦しい環境は、
僕のような弱い人間を鍛え上げてくれる。胸を脹れない今の立場は
「成長したい」と言う心の炎を燃え滾らせる。





 僕は何者でもないつらさを受け止め、
それを心のエネルギーに変化させ、
努力の原動力とし、明日も頑張ろうと思う。






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