「人間関係の心構え」


「人間関係の心構え」





1交換的人間関係、共同的人間関係




人間関係は「交換的」と「共同的」
の2つに分けられます。




交換的とは損得のある人間関係です。
例えば自分が相手に得をさせたら、
それと同じぐらいのものを得ようとする関係です。




これに対して共同的人間関係とは
見返りを求めない関係です。
何かをあげても相手からは何も求めないのです。
それよりも、相手に何かをしてあげ、
相手の笑顔を見れればそれで満足してしまうのです。




交換的な側面を重視しすぎる人は
損得が重視されるビジネスの世界では
成功しやすいと言われますが、
暖かい人間関係をうまく構築する
ことができません。





2交換的人間関係がもたらすもの



交換的な人間関係を重視する人は




「僕は相手に○○をした。だからあなたも
 ○○を僕に返すべきだ」




と言う思考に絶えず陥っています。
そして、相手から同じだけの対価を
得られないと怒ったり、相手を嫌悪します。



例えば、相手を100回誉めても
自分自身は3回しか誉められない人がいたとします。
このとき、交換的人間関係を重視する人は
100回誉めたんだから、100回誉めてよ!
とむなしい気持ちを持ちます。




そして、誉められないことに嫌気が差し、
ついには人を誉めることを辞めてしまうかもしれません。
さらに最悪なのは相手を責めてしまうことです。
相手を責めれば人間関係は崩壊してしまうでしょう。




3共同的人間関係がもたらすもの



しかし、共同的な人間関係を重視する人は、
見返りを求めないので、相手からどんな
対応をされようと、たいして気にしません。
相手に何かをしてあげたり、
尽くすこと自体に喜びを感じているので
それで充分なのです。



さっきの例を当てはめると
「ああ。今日もたくさん相手の
いい所を見つけられてよかった!」
と喜び、満足して生活を続けます。
人間関係が崩れることはまずありません。




交換的な人間関係はある意味で、
経済社会を生き抜くため、
重要ではありますが、
基本はあくまで共同的人間関係です。




相手に求めすぎていては苦しくなる一方です。
それよりも自分が何かを相手にしてあげて
それで相手が喜んでくれれば、
それで良いではありませんか^^




「相手に求めすぎない」
「相手が喜べばそれで充分」




人間関係を長続きさせるために
是非押させておいてくださいね^^






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