「思考の時間」

「思考の時間」



 今年の冬辺りからプロジェクトを
いくつも動かしたことが影響し、
熟考する時間がありません。
生活自体は今とても充実していますし、
基本的には毎日とても楽しいです。


 
 しかしながら、会社のあるべき姿や、
自分の問題をじっくりと解決する時間が
抜け落ちているような感覚にとらわれます。



 私は20の前半に人と接するのが怖くなり、
引きこもって自分の部屋で考え事をしていました。
膨大な時間を考える時間に費やしたように感じます。
相当な苦しみを伴うような時間でした。
もう2度とあのような体験はしたくありません。

 

 しかし、そのおかげで私は自分の考えを
練り上げることができましたし、
考えに考え抜いた結論は思考の骨格を形成し、
ブレることが随分少なくなりました。



 コミュニケーションにはいくつか目的がありますが、
その1つに情報のやり取りが挙げられます。
その情報は「オリジナル」であればあるほど強い情報となります。
「オリジナル」であるということは
既に世の中にあふれている情報では無く、
自分にしかない情報を持っているということです。


  

 稀少な情報はいつの時代も価値があります。
その人にしかできない発想、その人にしかできない仕事、
その人しか知っていないこと。





 7月の下旬までは忙しい日が続きますが
8月は少し落ち着きます。3日ほど旅に出て
思考の時間に充てたいと考えています。
 緑の豊かな場所と畳のある部屋に本を3冊ぐらいと
鉛筆と白い紙を持って、携帯電話とPCから離れ、
じっくり物を考えたいです。







**