「自己開示」


「自己開示」




 自己開示は人間関係を深くする重要なステップです。
深い部分を知ってもらうことで、相手は自分を信頼してくれます。
また、深い部分を相手が受け入れてくれたら、
自分は相手へ大きな信頼を覚えるでしょう。



 しかし、自己開示は負の開示を伴うことが多く、
ある程度人を信頼していないと行えないものです。




 私自身の事を考えると、昔は負の部分を見せることに
躊躇してなかなか自己開示をすることができませんでした。
 しかし、講師として丸裸な自分になろうと決心し、
無職の時代があったこと、引きこもっていたこと
対人恐怖だったこと、会計士試験に落ちたこと、
とても太っていた過去を、清水の舞台から飛び降りるつもりで
告白しました。



 自己開示とは不思議なもので、それ以来、
隠し事が無くなったようで、とても楽になりました。
不思議と自己開示をした後の方が信頼してくれる方が増え、
周りに人が増えていきました。



 そして、何より大きな気づきが自分が
「嫌われる」と思っていた事を話すことで
逆に「好かれた」という体験です。
この体験を積むことにより、自己開示をする怖さが段々と
無くなり、自分の過去の話や考えを
素直に表現できるようになっていきました。
人を信頼できるようになったのです。



 しかしながら、私にはまだ課題がありまして、
これも自己開示になってしまいますが、
このブログのように「言語」で人に自分の過去を
さらけ出すことはできるようになったのですが、
「感情的な部分」についてはまだまだ抑制している部分があるのです。


 
 例えば、自分の過去のつらい話をしても、
言葉で説明するだけで、涙はなかなかでません。
本当は涙を流して語りたいこともあるのですが、
涙を出すほどの自己開示をすることは
経験がない分、とても怖いので、
まだ感情にふたをしているのです。




 付け加えると、今年一度だけ、
感情の自己開示ができた機会がありましたが、
やはり負担が大きく、またすぐに
ふたをしてしまいました。



 
 多分この「ふた」が取れたとき、
もっと楽になるのだろうなと最近感じています。



 

 





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