「決算」

「決算」


 
 ダイコミュは5月から五期目を迎えています。
そろそろ決算をしなくてはならないのですが、
大体毎年20%ぐらい成長してくれているようです。
4年目は私自身が研究を始めたこともあり、
講師40%、研究者30%、経営者30%ぐらいの
配分で活動をしていたのであまり会社の拡大を意識はしていませんでした。


 
 私自身は拡大を意識していなかったものの
去年は先生方が増え、講義を行ってくれるように
なったので自然と会社としては成長してくれました。
何より社会がコミュニケーションを求めているのだと思います。



 私は元々財務上がりの人間ですが、
数字いじりはあまり好きではありません。
と言うよりも創業時の会社にこれらの分析はあまり役に
立たないからです。労働分配率やらROEやら経営分析的な
指標は以前の会社で随分やっていましたが、
まだこれらの分析をするには早い時期です。



 創業時から数年にやるべきことは
とにかく講座の質を向上させること。
これ一点に尽きるのです。
 だから私は会社の帳簿はほとんど見ません。
数字を追いかけだすと数字に追われ、
実態が見えなくなる感覚があるからです。
ですが数字を軽視していると言うわけではありません。
今はその時期ではないと言うだけです。


 
 ちょっと経営について雑談ですが、
大学ではたくさんの経営学部や商学部がありますが、
これらはある程度大きな会社を想定しています。
これらの勉強は「創業時」にはほとんど
役に立たないと言っていいと思います。



 経営学部を出たからといって
創業なんてできるわけがありません。
創業と経営は似ているようで全然やることが違うのです。



 創業時にやることはとにかくいいサービスを創ること。
売上のことをあまり考えなくて良いと思います。
ある程度サービスが世の中に認知され、
求められていることが分かったら、次の段階で
「経営」が始まります。ダイコミュは今その過渡期にいると考えています。
そろそろ私も本腰入れていかないといけません。



 講座の精度についてはまだまだ納得が行かない
部分が多いですが、人間講座前期、ビジネス初級は
歴史が長い分かなり精度が上がってきたように感じます。
ただし、失敗や完成度が低い部分がまだまだあります。
個性豊かな生徒さんがもっと自分のスキルを磨けるように
どんどん改善してもっといい講座を作りたいなと考えています。


 
 何より「心が繋がった」と言う感覚を
もっと強くしたいのですね。




 またいつもダイコミュを支えてくれている
講師やアシスタントの皆さんに心から感謝しています。
将来必ず恩返しするので、一緒に頑張りましょう。
何より僕ら自身が仕事を通したコミュニケーションを楽しんで・・・








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