「就職活動の面接対策」

「就職活動の面接対策」




 8月に都内の専門学校で就職活動の対策講義を行うことになりました。
入室時のマナーや表情、自己PRの仕方は田中先生が、
集団討議については川島が受け持ちます。



 田中先生は講義数がかなり多くなりそうなので大変そうです・・・
ただ彼女持ち前のガッツでなんとかしてくれるでしょう。
私はファシリテーションやディスカッションの基本
フォーマットがあるので少し加工してワークを行おうと思っています。



 就職活動・・・


 思えば私は大学卒業時、精神的に病んでいたので完全に引きこもっていました。
無職は精神的に堪えました。



皆もう働いているのに・・・
自分ってなんで生きてるんだろう?
社会の何の役にも立っていない。
誰も必要としていない。お金もない。
愛想もない。コミュニケーション力もない。
自分なんていなくなってしまえ。



と毎日思っていました。



 その後復活するまでは時間がかかりましたが
色々な心理療法がある程度効果を結び、
なんとか動けるようにはなりました。
そして氷河期で職歴無しと言う相当不利な状況でしたが、
就職活動をはじめました。新卒は終わっているので、転職組との戦いです。


 行きたい会社が見つかると面接に関して
「逆算」して何をやらなくてはならないのかを考えていました。
行きたかった会社のレベルと私の希望職種を考えると
私のスペックは明らかに他のライバル達に負けていました。
100人に1人しか受からないとすれば私はおそらく
80人ぐらいの場所に位置していたと思います。
ここから大外一気でまくらなければならないわけです。



 まともに就職活動して受かるわけがありません。
残りの80人をまくるには何をしなければならないのか。
それをひたすら戦略的に考えました。
答えは30枚に及ぶ事業計画書の作成と、
現在までに頑張って勉強してきた証のプレゼン、
現状で足りない能力をどう改善していくのかを計画し
その計画書を提出するといった戦略に行き着きました。



 1次面接、2次面接、3次面接と毎回
新しい企画を立てていきました。
今思えば恥ずかしい企画ばかりですが、
とりあえず目立ったことだけは確かです。
おそらく各面接それぞれがギリギリの評価で
なんとか上がっていったのだと思います。 


 その後私の情熱に根負けして前の会社の社長が拾って
くださいました。ちなみに私は起業願望が強かったので
3年で会社を辞めようと考えていました。
就職する前から会社を辞めようと考えているわけです。
 これは私の中で絶対的なものでした。
入社してから迷惑を掛けてはいけないと思い、
面接官に「3年後に独立して起業する」
と言うことも宣言していました。


 
 よくこんな人材を取ったなあと社長の器の大きさを感じます。
ちなみに私が就職した会社の社長は25歳で独立し、
その後いくつも会社を経営してきた事業家です。
知性で経営するよりも、嗅覚で経営するタイプでとにかく泥臭く、
でも力強い素敵な社長なのです。
ちょっとカッとなりやすいところがあるのですが
私は大好きでした。



 私が起業するとき、家族を含め100人中99人が失敗すると
予想していましたが、この社長だけは川島君なら大丈夫と
言ってくれたのを覚えています。私が起業家として成功したと
言っていいのかは甚だ疑問ではありますが、
少なくとも社長があの時拾ってくださらなければダイレクトコミュニケーションは
99.9%存在しなかったでしょう。おそらく別の商売をしていたと思います。
不思議なめぐり合わせです。



 企業が欲しい人材は会社のカラーによって
全然違うと思いますが、自分の頭でしっかりと
考えることができて誠実な人だと思います。



 研修では私の体験談も踏まえつつ
集団討議の中でいかに自分の考えをしっかりと述べ、
かつ周りの意見をまとめあげる方法を学生さんに
お伝えしたいと思います。 




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小林先生


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講師川島


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