「どんな仕事をするのか」


「どんな仕事をするのか」


 
 
 金曜日に転勤になる友人の送別会があり、
新宿の小さなバーで飲んできました。
3人で終電近くまで語り合っていたのですが、
仕事と恋愛の話題が多かったです。
特に仕事について感じたことをいくつか書きたいと思います。





求人倍率について
 
 転勤する方の会社は従業員が300人程度いる
中堅のベンチャー企業です。
この会社が年収500万で5人の応募を出したら
1500人のエントリーシートが届いたそうです。
(酒の席で出た社内情報なので
 若干デフォルメしていますが)



 倍率で考えると300倍です。
最近はネットで簡単に応募できるので
倍率が高くなるのは当たり前のようですが、
それでも気の遠くなるような倍率です。



 条件がそこそこ良いところは
どこもこんな状況だそうです。
こんな状況で転職活動を続けていれば
誰でも精神的に消耗しきってしまうでしょう。
メンタルヘルスがとても心配です。



  
・終身雇用について

 2人とも地方出身の方なのである程度年を重ねたら
地元に帰るそうです。今の会社にずっといると言うことは
無いと言っていました。昨日の飲み会に限らず
今の30歳前後の方は同じ会社で働くと言う意識がかなり低いです。
皆さんはいかがでしょうか。



・昇進意欲について

 今の若年層は昇進意欲が薄いそうです。
確かに高学歴の人でも昇進しようと
ギラギラしている人はあまり見かけません。
個人的にはこれは仕方の無いことだと感じています。
昇進しようにも右肩上がりの時代のように
ポストが増えていくわけではありません。


 ある一定のポストを多くの人数で取り合うわけです。
皆社長を目指したって、慣れる人は限られています。
大企業であれば部長になるのだって相当大変です。
仮に皆が皆、上昇意欲を持って行動したとしても
現実的にはそれができないのだから、
心理的には自己統制感の低下に繋がって、
幸福な人生を歩めるとはいえないでしょう。


 ですので、マクロレベルで考えたときには
やはり全体としては意欲が低下しているのは
仕方の無いことだと感じます。




・生きるための仕事の選び方

 これから日本の中で社会人としてどんな
スタンスで生きていけば良いのか考えさせられます。
個人的な見解ですが、


 * その仕事は30年後もおそらく存在していること
 * 求められる知識が深く、
   年を重ねれば重ねるほど深みを増して
   若者が追いつけなくなること
 * 1つの分野を徹底的に極める勇気を持つこと
 * 毎日コツコツ勉強すること
 
 
 これらを守ればとりあえずはなんとか
食っていけるのではないかと思います。


 
   
・いよいよとなったら開き直っても良い?

 生きていくためにはやはり仕事を一生懸命しなくてはなりません。
しかし、どうしようもない運命によって時に安定した職から
離れざるを得ないこともあるかもしれません。
できればそんな事にはなりたくないものですが、
もしそうなってしまって、職にも就けなかったら、
最後の手段として生活保護があります。


 生活保護とまで行かなくても、
マクドナルドであれば大概誰でも働けます。
時給900円ではもちろん生活は苦しいと思いますが、
それでもとりあえずは雨露凌げる家に住んで
白いご飯とちょっとしたおかずぐらいだったら食べていけます。
今はインターネットが普及しているので
安いお金で結構楽しめるエンターテイメントがたくさんあります。


 一生懸命生きてきて、最後正社員に本当になれない
状況になってしまったからと言って人生に悲観するよりも、
もう開き直ってしまって今の生活を楽しむ。
そんな開き直りの精神も良いのではないかと感じました。

 


・女性が働く時代に?
 
 私の世代は基本的には専業主婦の
親を持つ家庭が多かったと思います。
私の家はちょっと特殊で、父親が会社員、
母親が女子高の教師という家庭でした。
母親はほぼ定年まで勤め上げました。
完全に共働きの家庭ということで
私の世代としては少数派にあたると思います。
私自身は深く考えたことがないですが
どちらがいいんでしょうね。

 
 これからの時代では
共働き世帯がかなり増えてくるでしょう。
平均的な30歳前後の男性の年収は400〜500万程度です。
現実的には結婚を考えると女性が働かないと
もはや家計が成り立ちません。


 共働きの家庭を長年見てきた感想としては
やはり父親の協力が無ければ共働きは
成立しないといえます。私の家庭では父親は
食器の皿洗い、家の掃除、風呂洗い、
たまに昼食を作る、お茶を入れる、
母親の送り迎え、買い物の手伝い、
これらは全て文句1つ言わずやっていました。


 母親「だけ」がやる家事労働としては
食事の準備、洗濯ぐらいです。
後は全て分担していましたし、
むしろ父親がやることが多かったように感じます。
男性の意識もかなり変えないと奥さんがかわいそうですし、
結婚してくれなそうですね(^^;)


 



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