「赤パンツ」 - ダイレクトコミュニケーション講師　評判　ブログ2013

「赤パンツ」

＊　注意　当ブログはなんら皆さんの役に立ちません

　先週の木曜日？は久しぶりの半休。
勉強も仕事もせずたまには
ダラダラしようと決意しておりました。
予定が全くなかったので
横浜で食べ歩きでもしようと町に出ました。

　んで、横浜だらだらと目に付くお店に入っては
適当に食い散らかしていますと、
ふと今度会社訪問があるなあと
いうことを思い出したのです。

　私スーツは2着ほど持っていますが、
5年前に買ったもので、痩せ型の私には
少々大きく、あまり気に入っておらず、
そろそろ直したいと考えておりました。

　ただ、スーツ屋さんというものは
入るに気兼ねしますというか、
「私はスーツを買える高尚な身分のものであります」
というようなオーラをかもし出し、
堂々たる振る舞いで店員さんを圧倒しなくてはならない
などという勝手な潜入感などありまして、

　わが身を見れば、休日モード前回の
よれよれのボーダーの長袖に
ジーパンに学生かばんのような
風貌でかつ黒縁メガネでありまして、
このメガネも薄型加工を一切ほどこさず
牛乳瓶のふたのように分厚く
全身どうも野暮ったく、

スーツ屋さんのような
「このお店はオシャレでごさざいます。
　このお店はオシャレな方いがいはお断りでございます」
などということを潜在的にアピールしているのであり、

　私のような、さも
「私はどうで野暮ったく、デートなど
　したことが無く、趣味は古民家めぐりで、鳥取出身です」
などということを潜在的にアピールしているやからには
とても敷居が高いのであります。

　ただそれでも、もう1度出直して
買いにいくのも面倒くさいというものでありまして、
私はその野暮ったい服装でそのまま
360万メガヘルツの光で輝くとても明るい
店内に突入し、オシャレな店員さんに囲まれ、
さらしものになりながら
スーツを選ぶのであります。

　私についてくれた店員さんはたいそう
かわいらしい方で、私のような野暮ったい黒縁メガネにも
やさしく接してくれ、もう一着買ってしまおうか。
と考えんばかりの接客態度のよさをみてくれるのであります。

　ただおそらく彼女は私のような、たいして興味のわかないメガネに
も笑顔で接しなくてはならず、もしかしたら感情労働の嵐で
陰でとても苦しんでいるかもしれない、などと心配になっても
来るのであり、自分のそういったふがいなさ、
心のからの笑顔を得られないまま、彼女に笑顔を強制している
自分自身のtpoを沸きませなさ、空気の読めなさに
にいやけがさしてくるのであります。

　さてさてスーツ選びも進んでまいりますと、
ズボンを選ぶ段階になるわけですが、
ズボンを脱ぐと靴下が、左右デザインが違って
おりまして、まあ2つとも紺色なのでありますが、
微妙にその色合いが違いまして、
それをごまかしごまかしその店員さんにばれないように
視点を上に来るように会話をするなどとてもせせこましい
限りであります。

　
　そして、極めつけは、パンツであり、
その日はなんと、私生徒さんから誕生日に
以前もらった赤パンツ（私はとても気に入っているのですが）
をはいておりまして、
とても赤いのです。どうもウエストを計る際に
この赤パンツ、腰に頭が出ていたらしく、
「私はメガネで野暮ったいですが赤パンツを
　はいている、中味もちょっと気持ち悪い男です」
ということを非言語コミュニケエションで
店員さんにアピールしていたらしくそんな自分に
うんざりしてくるのであります。