「太陽と人間関係」

「太陽と人間関係」

　この太陽エネルギーは、空気の流れを作り出し、
海流を駆動し、水を蒸発させ、そして植物に吸収されて
穀物を作り、森林を育てる。過去の太陽エネルギーはは
石炭や石油として地下に貯蔵され、任類は今それらを掘り出して
熱原料として使用している

・・・　一部省略　・・・

　太陽エネルギーはさまざまに姿を変え、・・・
最終的には廃熱となって大気に放出され、
地球大気の温度の熱放射となって宇宙に放出されているのだ。

・・・　一部省略　・・・

　地球は、太陽を高熱音源とし地球大気を廃熱部とする、
何段階か異なった熱機関とみなすことができるのだ。
と、すると人間の生産活動も含め、
地球上の営みは熱機関の運動と言える。

＊物理学と神　2002　池内了　集英社新書　P71-72引用

　
　私達には体温があります。体温を持って活動しているのは
そもそも太陽のエネルギーが地球にふりそそいで、
それが色々な工程で形を変えている結果なのですね。

　
　太陽のエネルギーが植物や動物の活動に
変化してそれを人間が食べて活動している。
　なんと言いますか、最終的に、太陽のエネルギーは
数え切れない工程を経て、宇宙の外に放出されるのですが、
その工程の1つが人間同士の活動なわけです。

　そうすると私たちが喧嘩したり、
人間関係に悩んだりするのは太陽のエネルギーが
宇宙に放出されるまでの１工程に過ぎないのです。

　最近私がセブンイレブンで毎回のように春巻きを頼んで
１ヶ月あたり20本は食べていて、新聞と春巻き、おにぎりと春巻き、バナナと春巻き
など組み合わせ、結句、セブンイレブンのアルバイトの方から
「春巻きヤロウ」というアダ名がきっとついているであろうことも
太陽のエネルギーが宇宙に放出されるまでの１工程なのです。

　今日私が地元のミスタードーナッツで勉強していたら
隣に座っていた７5歳ぐらいの全くしらない
おじいちゃんに突如声をかけられて、電話番号を聴かれ、
何を血迷ったのか教えてしまい、メールが来てデートに
誘われたらどうしようとドキドキしているという
珍事を体験したのも太陽のエネルギーが
宇宙に放出されるまでの１工程なのです。

　
　私たちの色々な人間関係に関する
トラブルであったり悩みであったりするのは
所詮は最終的には太陽に放出されるまでの
一工程にすぎないのです。
そう考えるとちょっと楽になりませんか。

　フフフ・・・

　おやすみなさい。　

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