「講座を茶道や華道のように」 - ダイレクトコミュニケーション講師　評判　ブログ2013

「講座を茶道や華道のように」

　ダイコミュの歴史も長くなってきて、
いままで何百人という生徒さんが講座にいらっしゃいました。

　昔の生徒さんと久々に会うと
「いやあ〜久々に行こうかとも思っているのですが
ちょっと恥ずかしいんですよね。」
とよく言われます。
　

　講座に出戻りするのは
どこか恥ずかしいという感覚があるようです。

　コミュニケーション能力は、
ジムや習い事と同じで何度も練習することが大事です。
繰り返し練習することで知識がスキルとして定着していくからです。

　実際、２〜３巡されている生徒さんは１巡目よりも
質問をつくる早さや、オウム返しの速さが全然違います。
もちろん１巡目で真面目にやってきたことが前提ですが
２〜３巡目の段階でそれが地肉化されている感じでしょうか。

　私はコミュニケーション講座を華道とか
柔道、茶道と同じように、人間の振る舞いを生涯
高められるような場所にできたらなと考えています。

　華道とか茶道は何十年もかけて、
芸術性を磨いて行くものです。
コミュニケーションも自分のやり方を生涯かけて
磨いて行くもので、日常の場と別でその技術を集中的に
高める場があっていいと考えています。

　例えば私の母親は華道をもう40年近く続けています。
家でも花が日常的に飾られていましたが、
それとは別に教室にも４０年通っていました。
実践的に、日常的に花を活けるという行為と、
教室で華道を改めて見つめ直すということを４０年やってきました。

　華道に限らず何かを高めるということは、
必然的に日常的にそれを実践するということと
合わせて、非日常でそれを見つめ直し、
専門的に考えていく場所が必要だと思います。

　講師としては１年目にいい感じになってきた生徒さんが
２年目で辞めるところをみて、もったいないなと感じることが
本当にたくさんあります。もちろん講座に意味がないと感じる場合や、
金銭的に厳しい場合はまったく問題ないと思いますが、
恥ずかしいという感覚で通わなくなるのは本当にもったいないと感じます。

　私の課題としては、講座を何巡かすることが
自然であるという空気を作ることです。
フィットネスクラブとか、華道、書道、茶道は続けやすいと
思いますが講座はどこかそういった感覚がありません。

　華道を３年やっていたら、すごいな。と感じると思います。
講座でも同じように、すごいね！がんばっているね！
と賞賛されるような空気を作りたいです。

　また長年無理なく継続するには講座代金は
ある程度安くなくてはなりません。
長期的に続けられる習い事は１万円前後が限度でしょう。
消費税が上がったり、この値段を維持できるか？
悩ましいところです。

　経営的にももちろん継続してもらった方が
いいことには間違いありません。
でもこれはビジネスという側面だけでなく、
生徒さんにもメリットが大きいのです。

　継続してくださったら新しい広告宣伝費もかからないですし、
講師も講座に集中できますし、講座代金も消費税が上がっても
維持できるでしょう。その意味で生徒さんとダイコミュは
WINWINの関係になれると思います。

　私は講師業と経営者を兼任していますので、
この辺の舵取りは非常に難しいところです。
ダイコミュはコミュニケーションをテーマに
暖かい人間関係のある社会の構築を目指しています。
そのためには長期継続的に、金銭的にも心理的にも
通いやすい教室を作ることは絶対的な課題なのです。

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