「出会いと別れ」 - ダイレクトコミュニケーション講師　評判　ブログ2013

「出会いと別れ」

　人間関係は出会いと別れの連続です。
以前にも書いたことがありますが、
人間関係は四季のようなもので、
春になったり、夏になったり、
秋になったり、冬になったりします。

　
　ずっと続く関係もあれば、
それぞれは新しいステージに行くために
一時的にお別れすることもあります。
そしてまた時期が来れば
再会することもあります。
その辺は四季に似ていると感じるのです。

　喧嘩をしたりいがみ合ったりすると完全に関係を
絶とうとする癖がある方がいます。

　これは少しもったいない部分もあると感じます。
今は冬でも、人生は８０年もあるのです。
人生のどの時期かでまた目的が合致して、
新しい前向きな出会いとして再生できるかもしれません。

　心理学の勉強を始めてから「見捨てられ不安」
という用語があることを知りました。
見捨てられ不安とは、

「この人はいつか私の元から
いなくなってしまのではなないか」

という不安です。

　この不安が強いといつもビクビクした
人間関係になってしまいます。
せっかく築いた人間関係もいつか壊れてしまうのでは
ないかと不安でしょうがないからです。

　
　しかし、そもそも人間関係に限らず、
物質は絶えず形を変えていくものです。
形を変えていくのですから、
ずっと固定化された関係を
望むというのはとても難しいものなのです。

　ずっと続く人間関係はもちろん美しいものでも
ありますが、それと同じぐらい、瞬間瞬間に訪れる
今の人間関係もとても美しいと感じます。

　
　日本は四季があるから美しいですね。
もしずっと冬だったり、ずっと夏だったりしたら
豊かな文化は生まれません。

　人間関係の出会いと別れも
そういった儚さであったり、
出会った瞬間の輝きであったり、
春の穏やかで安定した気候であったり、
そういった変化があるからこそ
豊かになるのではないかなと感じるのです。

　なので別れというものもあながち
人間関係が乏しくなっているとも言い切ることはできず、
豊かな人間関係の一旦であるのかなとも思います。

　昔は見捨てられ不安が強かった私も、

「いつか別れが来るかもしれないが、
ずっと関係が続くかもしれないし、
また別れても、また出会えるかもしれない。
そういった変化がまた人生を豊かにする。」

　と考えるようになってから人間関係について
不安に感じることが減ったように感じています。
実際、一時的に関係が薄くなった方とまた
仲が良くなったり、仕事をたくさんするようになるという
経験をたくさんしてきました。

　講座を通しても、挫折した生徒さんが
４年ぶりに帰ってきて元気なっていったり、
そういった生徒さんがたくさんいます。
人間関係のお別れは、冬の到来かもしれませんが
また春になる可能性を絶えず含んでいるのです。

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