もってけ泥棒!



 この言葉好きです。
例えば八百屋とかでオヤジと主婦の値切り交渉で
見受けられるやり取りです。

「このナスも付けてよ!」
「もってけ泥棒!」


この言葉には愛情があります。
言葉の裏には


「本当は苦しいけど、
 貴方が喜ぶなら、私は犠牲となって構わない。
 だから、これを持って行って下さい。
 おいしく食べるんだよ」



と言う意味が無意識にこめられています(言い過ぎか(笑))

しかし、気難しい八百屋のオヤジ。
こんな恥かしい事をそのまま言う事はできません。
照れ隠しで、「泥棒!」なんて言うのです。

日本語って面白いですね。