「対人恐怖」


 「対人恐怖」




 私は現在、コミュニケーション講座の講師として
活動させていただいておりますが、
元々は極度の対人恐怖を体験した人間です。
 



 最悪だった頃は、家に引きこもり、無職、
ニートになっていました。私の人生はこの先
一体どうなってしまうのだろうと、
何度も嘆いていました。




 私は元々人と接することが全くできなかった人間です。
ピーク時は完全に顔の表情が無くなり「鉄火面のようだ」と
言われたこともあります。




 自分が憎く、大嫌いでした。
自分への極度の劣等感から、人の視線が
怖くなり、恐怖する日々を送りました。
 



 ある時期、私は死すら意識しました。
この告白は私の両親にとっても初めて知る事実です。
おそらくこの事実を知って痛く悲しむと思います。




 しかし私はこの仕事を生半可な覚悟で始めたのではありません。
私には自己開示する責務があるのです。
 生徒さんに力をこめて告げたいことは、
そんな人間が、今では人前に立って、教鞭をとる立場まで
回復することができたという事実です。 
 



 今もし人と接することで悩み、苦しんでいる方が
いたのなら、私は私の過去をさらけ出すことで
少しでもその方たちの力になれるのではと思うように
なりました。

 



 幸いにも自分自身どうにかこうにか
過去と向き合う余力が出てきました。
私の生徒さんのため、また何より自分自身の過去を
整理するため、私は対人恐怖の体験を綴る決意を
堅めました。




 どれだけの時間がかかるか検討も
つきません。全てを綴り終わるまで一年ぐらい
かかるかもしれません。
 心赴くままに、ゆっくりと書いていこうと
考えています。今日はその初まりの日記とさせて頂きます。






 


 愛する生徒さんへ




 私は能力が低い人間です。字は下手糞です。
剛毛なので髪がボサボサです。整理整頓が苦手です。
会計士試験で挫折もしました。
女の子にもたいしてもてません。



 しかし、コミュニケーションに対する情熱だけは
世界中の誰にも負けないと確信しています。




 実践的コミュニケーション講座の歴史はまだ浅く、
日本では精々10年ぐらい、それも全く体系化されていない
雑然とした世界です。
 私はそんなコミュニケーション理論を体系化し、
本当に日本の将来のためになる講座を日々改善し、
創りあげています。


 
    
 私の生徒さんに求めることは
自分の頭で物事を判断し、物事を解決し、
そして社会に必要とされる情報を
生み出す力を持って欲しいということです。





 生徒さんと約束したいことがあります。




1つ目は、

 しっかりと勉強して、文章を書き、
自分の頭で考え、自分のため、家族のため、
社会のためになる情報を作り出す能力を
高めることです。




2つ目は、

 自分を愛して、そして他者を愛する心を持ち、
幸せな人生を歩んで欲しいということです。

 



3つ目は、

 自分の可能性を信じ、どんどんチャレンジして欲しい
と言う点です。お仕事であれ、恋愛であれ、趣味の世界であれ、
勇気を持って困難と立ち向かって下さい。そしてそのプロセス
自体を楽しんでください。






 以上です。
明日は池袋教室。いや、もう今日ですね。
また今日も生徒さんと接することができることに
感謝し、精一杯、そして楽しんでワークを行います。











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