「なぜ頭が真っ白になるのか2 あがりの改善」


「なぜ頭が真っ白になるのか2」
  〜あがりの改善〜
 




 前日は人前に立ったときに、頭が真っ白になってしまう
原因について解説させて頂きました。
 今回はその改善策についてのコラムを書かせて頂きます。
少し専門的な用語も使用させて頂きますが、ご了承ください。




 あがりの改善についての対策として発展しているのは
認知行動療法です。
 認知行動療法では人前で立つイメージを行い、
そのイメージの中でリラックスできるように訓練していきます。
具体的には漸進的筋弛緩法や、不安階層表を作成して訓練します。




 しかしながら、認知行動療法を専門的に行うとなると
多額の資金が必要となります。またイメージが苦手な人に
とってはうまくはまらない場合もあります。さらに言えば、
やはりイメージはイメージであって、現実のプレゼンや
スピーチとはどうしてもギャップが生じてしまいます。


 

 したがって、何よりも良薬になるのはイメージの世界で、
人前に立つのではなく、現実の世界で人前に立つ訓練を
重ねる
ことになります。残念なことに、努力無しに
あがりを改善する魔法など、21世紀現在では存在しないのです。




 他社の講座ではあがりを専門的に扱い、
イメージを使って改善を試みるところもあります。
 しかし、私は、率直に述べさせて頂いて、そんな時間とお金をかけるならば
さっさと人前に出て、経験を積んだほうが遥かに早いと断言します。




 とにかく人前に立つ練習を重ね、
現場の空気を体に染み込ませるのが1番早いのです。
実践における成功体験ほど、あがりの改善に役立つものはありません。




 これは10回、20回単位ではなく、100回単位で人前に
立つ覚悟を持ちましょう。100回人前で話す訓練をすれば、
少なからず緊張は殆どしなくなります。



 また実践に望む前に、自宅や公園を使ってひたすら練習しましょう。
私は講座のワークに関しては、1つの講義に対して20回程度は
トータルで練習していると思います。つっかえたり、
うまく説明できなかったところは何度でも練習します。




 その他にあがりを改善する手段として心掛けることは、
現場にいる誰よりも知識を持ち、どんな質問が来ても
答えられるぐらい、勉強を重ねておくことです。
これにより安心してプレゼンが行えます。




 さらに言えば、筋弛緩法と精神交互作用の原理を理解することは
あがりの改善に役立ちます。この辺はワークの中で内容をお伝えします。




 っと言うわけであがりを改善する作業は、
ワンツースリーで終わるものではありません。
日々の積み重ね、実践の経験を積むほかないと
思って頂いて良いでしょう。




 あっ。ちなみに10/7日はあがり改善セミナーです。
特に池袋教室と新宿教室は10月はワークがお休みですので
是非参加してください。ひたすら人前に立つ練習をしますので!
なんとダイレクトコミュニケーションには珍しく、
スーツ着用です!!




 殺伐とした雰囲気の中、意図的に緊張感を作りだし、
実践であがりに慣れていただきたいと考えています。








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