「決意」


「決意」





 私の講座には、様々な形の
人間関係に関する悩みを抱えている
生徒さんがいらっしゃいます。





 私はこの仕事を始め、カウンセリングをする中で、
また講座の中で、過去につらい体験をされてきた
生徒さんとたくさんお話してきました。
 また現在まさにその悩みの渦に
取り込まれている方もいらっしゃいます。




 
 本人に責任は全くないにも関らず、
気が狂うようなつらい状況に
追い込まれた方もいらっしゃいます。
 そう言ったお話を聞いた時、
その運命に対して心底怒りを覚えるのです。
 






 現代社会は不完全です。
誰もが幸福になれる社会ではありません。
ある一方で幸福な生活を送っている方もいれば、
その一方で理不尽な仕打ちを受け、
人が怖くなり、人と接することが苦痛になり、
社会に出られず、仕事もままらなくなってしまう
事があるのです。






 社会は残酷です。





 私は悔しいのです。
まだ社会が不完全なばかりに、
その不完全さの犠牲になり、
理不尽な仕打ちを受け、暗く、
冷たい生活を送らざるを得ない状況を。





 ただただ、悔しい。



 


 私は人間関係で苦しんでいる人の役に立ちたい、
考える力をつけて、社会で生きていくコミュニケーション力を
つけて、幸福を手にして欲しい。
 不完全な世の中を少しでも良くしたいのです。
講座を受講された生徒さんが少しでも生活が
良くなって欲しい。





 ただこの一点で仕事をしています。
 




 私はこの仕事をするために生まれてきました。
私は1人でも多くの生徒さんが、幸福になることができるよう、
また1つでも多くの笑顔を得られるよう、
自らの時間を犠牲にしてでも、これをやり遂げたいのです。





 
 もうこれができたら、どんな貧乏をしても
良いと思っていますし、どんな犠牲を払っても良いと考えています。
 そしてそれだけの価値がこの仕事にはあると思っています。
生徒さんのために、そして自分自身のためにも。






 私はそのために死ぬほど勉強しなくては
なりません。また私自身が最大限できることを
考えてなくてはなりません。




 私の能力は平々凡々です。
平々どころか凡々です。馬鹿です。
 しかし、馬鹿でも努力はできるのです。
馬鹿は馬鹿なりに、馬鹿のように勉強して、
馬鹿だと思われるぐらい、
生徒さんのために尽くそうと思うのです。





 

 人生はもう3分の1が終わろうとしています。
残りの人生、この仕事に生涯を捧げる事を改めて誓います。









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