「ブリッジ 新しい出会いは喜んで」



「ブリッジ 新しい出会いは喜んで」





 社会的ネットワーク理論では、
人と人をつなげる要素を*リンクと呼びます。




 例えばここではわかりやすく説明するために、
リンクを携帯電話のアドレス番号と定義してみます。
 アドレスに載っている携帯電話の番号は
その人と繋がっているわけですから、
リンクと考えるとわかりやすいでしょう。




 そして、そのアドレス番号に載っている
人は「そのもの」はノード(Node)と呼ばれます。
 例えば、同じ会社に、仲の良い太郎君と花子さんがいたとしましょう。
このとき太郎君は休日話がしたくなり、
リンク(ここでは携帯電話の花子さんのアドレス番号)に
アクセスし、その対象である花子さん(ノード)と
話をすることもあるでしょう。




 そして、さらに自分とは離れた関係にある友人と繋がる
リンクは別の呼び名があり、ブリッジと呼ばれます。





 例えば、太郎君と花子さんとは別に、
別会社の友人一郎さんの携帯番号が
太郎君のアドレス帳に入っていたとしましょう。
 このとき太郎君と、花子さん携帯番号は単なるリンクですが、
別の会社の一郎さんのアドレス番号はリンクであり、ブリッジになります。
ブリッジとは離れた場所をつなぐリンクですので、
このように呼ばれます。





 ここで、グラノベッターと言う学者は、
ブリッジの有用性を主張しました。



 
 コミュニケーションには、
自分の情報量を増やすと言う大きな目的があります。
人生は情報量が多い方が、問題にも対処しやすいですし、
正確な意思決定がしやすくなるからです。




 ここで、身内のリンクと言うのは
*固まった集団で、通常知識のレベルも近く、
考え方や共有している情報も近くなります。
そのため考え方に新しさがありません。




 これに対して、ブリッジを多く持つ人は、
多様な情報を持つ人と繋がっている状態に
なりますので、色々な意見を求め、その膨大な
情報量を元に世の中を生きていくことができます。




 成功するためには、情報量が多ければ
有利であることには異論はないと思います。その意味において、
色々な業界に人脈を持っている事は多きなプラスになるでしょう




 そう考えると、初めてお会いする方が違う業界の方だったり、
今までの人生で出会ったことがないような方だったら、
好奇心を持って、積極的に人間関係を作りたいものです。





 そして、その変わった視点から知識や
情報を伝えてくれる方は必ず自分の為に
なるのですから。






 講座の中はまさにブリッジの宝庫です。
どんどん友達を作り、コミュニケーションしましょう♪


 





(細かい話をすれば、ブリッジにも
 デメリットはあります。
 機会を見てまた解説します)







* リンクとはネットワーク理論では
 タイ(tai)言われることもあります。


* 固まった集団はクリーク(clique)と呼ばれます




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