「コミュニケーションと自己開示」


「コミュニケーションと自己開示」




 以前、人間の脳の仕組みについて解説させていただだいた
ことがあります。少し復習しましょう。

 


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復習



 人間の脳はざっくりと、「わかること」については安心し、
「わからないこと」については混乱して不安を覚えると言う性質があります。
なぜなら「わからないこと」は危険性があるかもしれないからです。



 例えば今、とてもよく知っている10年来の親友Aさんと
初めて会うBさんと会ったととします。どちらの方と安心して
話せるかは言うまでもないことでしょう。Aさんとは警戒心無く話せても、
Bさんと話すことは多少なりとも不安を覚えるはずです。




(5/7日「アイデンティティの確立と不安」より)
http://d.hatena.ne.jp/kawa-direct/20080507




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 さてさて、このような人間の仕組みを考えると、
自己開示の重要性が理解できると思います。
すなわち、自己開示が苦手で何でも隠そうとしていると
相手にとってはその人が「わからない」存在になり不安になります。



 逆に何でもオープンにできる人は、「わかる人」ですので
周りの人を安心させ、人間関係が築きやすくなります。




 自己開示が苦手な人は、1つの特徴として、
相手に嫌われたくないがために、自己開示をしないと言う面もあります。
極端な例を言えば、昔大きな犯罪を犯してしまった
と言う秘密を抱えていた人がいたとしましょう。
 こういったケースでは自分の秘密をすぐに言うことなど難しいでしょう。
段階を追って自己開示したほうが無難だと言えます。




 しかしながら、このような例はむしろまれで、基本的には
自己開示したほうが相手にとっても自分にとってもプラスに働く
ことがほとんどだと言えます。そもそもコミュニケーションとは、
情報のやりとりをすることにより成り立つものです。
 


 
 この意味で、自分の感情や情報を制限していると言うことは
コミュニケーションの前提が崩れていることになってしまいます。
それは自分にとっても相手にとっても苦しい結果となってしまうものです。
 情報を制限しながら会話をするのはとてもストレスが
溜まりますし、そういったストレスは相手にも伝わり
ぎこちない会話で終始してしまいます。




 私自身、過去にあった出来事をほとんど自己開示してしまっていますが、
隠していたときよりもはるかに気軽に人と接することが
できるようになったのを良く覚えています。



 コミュニケーションの基本は自己開示です。
相手との人間関係のためにも、自分のためにも
自己開示をどんどんしましょう。
そうすればきっと会話の相手はあなたに好意をもって
くれるでしょう♪





関連リンク「心を開かせるには、まず自分から!の法則」
http://www.direct-comm.com/skill_kokoro-wo-hirakaseru.html





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