「ス、スイマセン・・・」


「ス、スイマセン・・・」




先日家を出る前にちょっとした事件がありました。



その日は横浜教室の講義だったのですが、
出発の準備に手間取り、かなり切羽詰っていました。
通常ならシャワーを浴びて、ボサボサの髪を軽く整髪して
行くのですが、そんな余裕はありません。
横浜に到着してから身だしなみを整えようと
思いとにかく出発することにしました。


ここで天文学的な確率が生じたのです。
ドアを開けたら、ズバリ同じタイミングで
隣の部屋に住む方がドアを開けたのです!
「ドーン」と開けたら隣も「ドーン」と開いたのです。
音がハウリングしていました。



(ちなみに隣の住人の方は
女子大生と思われる若い女性です。)



なんというタイミングでしょう!!



計算すると、約0.039%、7年に一度と言う
超低確率な現象でした。






っで私の口から出た言葉が、なんと
「ス、スイマセン」でした。
めちゃめちゃびっくりしたので、
「こんにちは!!!」
と元気良く言えず、とっさに
「スイマセン」と言ってしまったのです。
いやあ日本人です。



っでまあ内在的にはこのスイマセンには
色々な意味が込められています、


・朝から、ボサボサ頭でスイマセン
・隣に怪しい男が住んでいてスイマセン
・キョドってスイマセン
・教材用の異様にたくさんある荷物を持っててスイマセン




いろんないみでスイマセンでした。







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余談

カワシマの計算



前提条件

・1秒を便宜的にゼロコンマ以下を数えない、
 離散型確率変数とします。

・「タイミングが合う」とは
 同じ秒数でドアが開くことと定義します。

・平均的な一日の活動時間を18時間、
 なんらかの用で平均5回ドアを開けるとします。
 


計算

母集団は18時間×60分×60秒=64,800秒です。
そのため、私がドアを開ける確率は
一秒あたり5/64,800です。
そして、彼女もそのタイミングでドアを開けなくてはなりません、
これは確率5/64,800のくじを連続で2回当てることと同じ原理です。


よって
一秒当たりタイミングが会う確率は
5/64,800×5/64,800です。

これを一日あたり64,800回繰り返すので、
64,800をかける必要があります。
よって一日にドアがまったく同じタイミングで開く確率は
5/64,800×5/64,800×64,800×100≒0.039%
となります。


ではこれは何日に一度出現するものなのでしょうか。
X日×0.039%=100%とすると、
X日=2564日

またこれは何年に一度出現するのでしょうか
よって2564日÷365≒7年



となります。
前提条件の設定等かなり適当なので
細かい突っ込みはご容赦ください(笑)




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