「孤独感薄れる」


「孤独感薄れる」




最近、自分の中で孤独感が薄れたように感じる。
起業当初は文字通り一人ぼっち。
先の見えない暗闇の中で、
重圧に日々潰れそうになりながら、孤独と戦っていた。
それはとてもとても長い間続いた。




講座を創った当初もまだ孤独感はあった。
僕は自分の悩みを打ち明ける環境が少なかった。
経営のこと、講座の運営の悩み、個人的な悩み・・・
生徒さんはまだまだ少なかったし、
すべて自分で処理していた。まだまだ孤独だった。




今は会社を手伝ってくれる仲間に
運営上の悩みを相談することができる。
個人的な悩みも生徒さんに打ち明けたり
するようになった。生徒さんが親身に
なって聴いてくれる。




僕は講義の最中は良くしゃべるが、
基本的にはおとなしく、内向的な性格だ。
そんな僕だがどういうわけだか
プライベートでも気に入ってくれる人がいる。



相変わらず独り身だけど、
そんなとき僕はずいぶん暖かい気持ちになる。





今日も生徒さんの
暖かい笑顔を見ることができた。




はなちゃんがお酒に酔って
真っ赤な顔してからからと笑っていた。
はなちゃんは青春時代からずっと勉強に
打ち込んできた娘です。尊敬します。




コウキ君がオシャレになって
冗談を言いながら笑っていた。
赤ワインを飲んで、ベストとめがねで
香港の起業家みたいだった。





まちゃが相変わらず、
くねくね動いてかわいかった。
反応が年中無休で面白い。





ゆう君が一生懸命話そうとしている
姿がいとおしかった。
ゆうくんはお酒を飲まなかった。
僕はゆうくんにお酒を飲ませようと思った。



としさんが遠くてあまり話せなかった。
としさんが心配だ。
ゆうやくんにいちろーさんと
突っ込まれていた。





なみさんとたくや君が、
両親に挨拶に行く夫婦に見えた。
スーツを着てお茶漬けを食べている
たくや君がかっこよかった。彼は心底まじめだ。
なみさんは上司に口説かれているようだ。





一人一人の顔を思い出すと
自然と暖かい気持ちになれる。
僕はこの仕事を始めてよかったと
改めて思った。





そとではシトシトと雨が降っている。
前はなんだかさびしかったけど、
今はなんだか心地よい。





今週の講義はこれで終わり。
土曜の講義も、日曜の講義も楽しかった。




よく頑張った自分。よく準備した自分。
よく勉強した自分。よく乗り越えた自分。





明日も仕事はたくさんあるけれど、
今日は目覚ましかけずにゆっくり寝よう。





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