「笑いの発生原理」




「笑いの発生原理」




 人を笑わせるにはどうすれば良いのでしょうか?
この問いに対する回答を得るには、「笑いの発生条件」
を抑えておくといいでしょう。



ここで笑いが起こるには、



1「ズレ」と
2「意志(インテンション)や雰囲気(ムード)」



の2つの条件が必要であると考えられています。





1 笑いにはズレが必要




まず、「ズレ」とは、「常識とは異なった行動や事象」を意味します。




例えば、講師の川島が、飲み会の帰りに
バナナの皮ですっころんだとします。
これは日常的には起こりえない「ズレ」です。



ここで笑いの第一条件が満たされたことになります。





2 笑いには意志と雰囲気も必要



しかし、これだけでは笑いは生まれません。
意志や雰囲気が必要になります。
具体的には「笑わそう、笑ってもいい」
と言う意志や雰囲気が必要になるのです。




例えばバナナの例で言えば、私が普段から硬い人間で、
笑われるのが大嫌いな人柄だとします。そしてバナナの皮で転んだ直後、
ムスっとしていれば、笑いはなかなか起こらないでしょう。




しかし、私が普段から笑わせるのが好きで、笑いを積極的に需要し、
「転んだバナナの皮を頭にのせて、阿波踊りを踊った」とすれば
笑いはおきやすくなります。少なくとも「寒いギャグだ」と言う
「失笑」を買うことはできるでしょう。




このように笑いとは、
「ズレ」と「意志や雰囲気」が必要なのです。




3 まずはズレてみよう




このように考えると、人を笑わせるには、
まず、「ズレ」を探す癖、
また「ズレ」てみる必要があります。




例えば、

・髪の毛を真っ赤なモヒカンにし、
 素肌にハードレザーの洋服を来て
 「イヤッホウ」と絶叫しながら会社に出勤する

・カレーライスとライスを頼んでみる
・ライスとライスを頼んでみる
・大盛りライスと小ライスを頼み、
 小ライスをおかずに1分間でガフガフ言いながら
 大盛りライスを平らげる

・ディズニーランドに男同士で行ってみる!




等々
この上の例を考えている私の文章は
オモシロクありませんが、
オモシロクナイ文章を真面目に書いているという
ズレは面白いはずです。




っがしかしっ・・・上の段落の文章自体も面白く
ないかもしれませんので、通常、面白いはずが
つまらないというズレがまた面白いかもしれません。
こうなるとわけわかりませんが、
とにかくズレが必要なのです。





4笑いに寛容になる



次に、笑いを起こすには、笑いに寛容である必要があります。
意志や雰囲気作りが欠けていると笑いは起こらないからです。
普段から笑えるシーンを探す、笑わせてみる練習をしてみるといいでしょう。




逆に笑いが生まれにくい人は、ズレられない人、
笑いを嫌いな人です。






5講義中に川島がズレても怒らないように



まあ理論としてはこんな感じですが、
ここから先がなかなか難儀な作業になります。
私自身、周りから「硬い」と言われる人間ですので
ズレる練習が必要なわけです。




そこで、講師川島は講義の最中に色々なズレ(ミスとも言う)
を意図的におかしているわけです。こんな裏話が
あったのですね!皆さん!





愛する生徒さん!!私がズレ(失敗ともいう)
ても決して怒らないようにっ!!














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