「お客様・・・お客様・・・」


「お客様・・・お客様・・・」





つい先ほど、レンタルビデオ店での出来事です。
私は見たいビデオを借り、レジに行きました。
深夜族が意外と多く、レジは混んでいました。
ざっと3分ぐらいは待ちそうです。




私は特に集中力を必要としない事象に関しては、
消費エネルギーを最小限に抑えようとする性質があります。




レジに並ぶのは、ぼけっとヨダレを垂らしながらでもできます。
そこで、私は現実に対する集中力を極限まで落とし、
うわの空になりながら列を進んで行きました。
エネルギーの消耗は最小限に抑えねばなりませんからね!




口は確実に半開き、目は確実に焦点が合っていません。





そんな半夢想状態ではありますが、
しばらくすると、どうやら私の番が来たらしい・・・
私は極限まで集中力を落とした状態で、
なんとなくカードを出して会計しようとすると



どこからともなく、




「お客様・・・・お客様・・・」



っと遠いところから声がしてきます。
夢の中にいたのが、起こされるような心境です。



我にかえって、




「あっ。。ガ、がは、ハツ ←(現実に戻る)
す、すいません。おツおいくらですか。」



っとキョドキョドしながら、
答えると




「お客様・・・このカードは使えません。」




っと店員さんが冷笑しながら私に訴えかけます。
よく見てみると、ビックカメラのポイントカードを
提出していたのです!!





「が、ガハツ ← (さらに目がさめる)」




こりゃあイカンという事で、改めて、
ビデオ屋のカードを取り出し、
店員さんに渡しました。
今度は相当な集中力を使いました、
間違いはないはずです!




しかし、店員さんはそのカードの
バーコードを読み取ると、
動きが一瞬止まりました。




イヤナヨカン。。。





「お客様・・・お客様・・・
前回ボックスに返却された
ドラゴンボールですが、4巻とも、
2日間延滞しておりましたので、
2,400円頂きます。」




店員さんは私に非情な宣告をしたのです。
なんという仕打ち!




今週の月曜日返却だと思ったのになあ。
先週の土曜日返却だったのかあ。
僕は馬鹿なのかなあ。
悲しいなあ。
講座のイベントのケイバで2万円損したのに、
またお金がなくなっちゃうなあ・・・





っと自分の大雑把さ加減に
ウンザリしつつ、






皆さんおやすみなさい。








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