「悩みを聴くときに心がけたいこと」



「悩みを聴くときに心がけたいこと」






1 悩みの大きさを比べるとは





悩みを抱える人が、意を決して
悩みを打ち明けたとき、
相談される側に散見されるのが、




「私の方がつらい体験をしてきたから、
 あなたの悩みはまだまだ小さい。大丈夫だよ。」




という回答です。




相談を受ける人は慰めたり、叱咤激励しているつもりですが、
悩みを打ち明けた人は(この人は理解してくれない)と感じ、
理解されないという挫折感を味わうでしょう。





2 悩みの大きさは本人にしかわからない




悩みの大きさは、本人でなくてはわかりません。
他人から見たら些細な事でも、当人にとっては、
後天的に創られた人生観によって
極めて重大なこともあるのです。
また生まれ持った性格的な気質で、小さなことでも
人一倍不安を感じる性格である可能性もあるでしょう。




そもそも悩みは大きい、小さいと比べることは
あまり意味がないのです。人の悩みを聴くときは、
そうなんだ〜つらかったね。
という精神で聴いてあげるといいでしょう。




もしその上で、自分の体験を
相手に伝えたいと感じたのなら、
実は私「も」こんなことがあったよ。
人それぞれの悩みは違うけど、
もしかしたら参考になるかもしれないね。
という姿勢で伝えると良いでしょう。





私「は」こんなにつらい体験をした。
世の中に「は」こんなつらい体験をしてきた人がいる。
だからあなたの悩みは軽いということにはならないのです。






基本的に、コミュニケーションをする上では
まずは相手の悩みを尊重して、理解してあげましょう^^
悩みの大きさは本人にしかわからないのですから。









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