「集団とルール」



「集団とルール」
 



1 集団規模と比例するルールの量



 起業当初は独りでしていたので、
特にルールもなく、好きなように仕事をしていました。
休日も労働時間も自由でしたし、給料体系ですら
特に決めていませんでした。




 しかしながら、今ではたくさんのアシスタントの方に
囲まれて仕事をしています。会社が段々と集団化していくわけです。




 そうなると自然とルールが必要になってきます。
人間はそれぞれ性格も違えば人生観も違います。
家庭環境や年齢、収入の状況も違います。
人間はロボットではなく、それぞれが意志を
持った存在ですのでルールがなければまとまりません。
そのため起業当初に比べ、会社としてのルール
がかなり増えてきました。



 コミュニケーション講座も当初は8人の生徒さんから始まりました。
しかし今では中心となる4つの教室、大阪教室、
通信講座、個別コーチング、たまにひょっこり
顔を出してくださる生徒さんを合計すると
250〜300人前後はいらっしゃるでしょう。



 そうなってくると講座を当初のように
アナログで運営するには限界になってきます。
ある程度はルールを明確にしていく必要性が出てきます。



 集団は規模が大きくなればなるほど、ルールが増えていきます。
究極的には国の法律です。1億2000万人がまとまるには
気の遠くなるぐらいの法律が必要になります。



 小さな集団で考えればたった2人ではじめる恋愛でも
2人の間に自然とルールができてきます。
人間がまとまるということとルールを創るとことは
切っても切り離すことができないのです。






2 集団規模と至適値


 しかし、ルールは量が多ければ良いというものではありません。
ルールの量には集団に適した「至適値」が存在します。
自由をできる限り追求する集団で、
も最低限のルールが無ければ空中分解してしまいますし、
逆にルールでがんじがらめにしてしまうと、動きが鈍くなってしまいます。
ルールは多すぎても、少なすぎても良くないのです。




 では集団規模とルールの数は
具体的にどうやって決めていけば良いのでしょうか?





この点はまたの機会に・・・











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