「マナー」


「マナー」





 今回はラーメンとチャーハンそして餃子を
食べる時のマナーについて解説させていただきます。




 ラーメンとチャーハンそして餃子のセットは
あらゆる男のロマンがつまっています。
男にとってこの3つを同時に頼んでしまうと言うことは、
人生の3本の指に入るほどの至福の時であります。



 これは男のフルコースであります。
せっかくの至福のときです。
マナーよく頂きましょう。





 まず、この3つを食べるときは決して味わってはいけません。
一気に平らげないと素材本来の味の良さを感じることができません。



チャーハン → 餃子 → ラーメン



 の順でリズムよく頂かなくてはなりません。
制限時間は5分です。それ以上時間をかけて
食べることはマナーに反します。
口に運んだら、2回ぐらい噛んで
あとは胃にどんどん流し込みましょう。




 また、食べ終わったときにうっすらと
汗を掻いているとなお良しです。
 



 初デートでは場末の中華屋さんに誘いましょう。
ちょっとくすんだ赤い暖簾に、電球がところどころ切れた
電飾の看板があり、60代前後のご主人と奥さんが切り盛り
しているお店がベストです。




 注文に関しては「おやっさん、炒飯、ラーメン、餃子!」
と猛々しく宣言しましょう。余裕があれば
彼女にかっこいいところを見せるために
餃子は2皿行きたいところです。





 彼女にはヘルシーにニラレバの大盛りを注文して
あげましょう。きっと喜ぶと思います。
ライスも思い切ってつけてあげましょう。




 そして、スポーツ新聞か2ヶ月まえぐらいのジャンプ
を片手に、足はヒザの上にのっけ、行儀よくフルコース
が来るのを待ちましょう。その際、彼女と雑談など一切してはなりません。
少し憮然とした表情でスポーツ新聞を読んでいるとなおよしです。




 ただし、テレビがある中華屋さんであれば、
野球のみ、許されます。
ただし、ジャイアンツやスター選手級の話題は控えたいところです。
場末の中華屋さんでは、それらの話題は求められていません。




 チームで言えば、中日か広島がベストです。
打順で言えば、7番か8番辺りのベテラン選手。
さらにそれらの選手の「流し打ち」などの薀蓄を
言えるぐらいでやっと一人前です。
しっかりと予習しておきましょう。




 できれば補欠の捕手の出身校や甲子園の打率まで
抑えておきたいですが、これは上級者向けなので
皆さんにはまだ早いかもしれません。
ただ将来的には必ずできるようになってください。




 食事は彼女のペースに合わせることなく、
先ほどお伝えしたとおり、一気に平らげます。
彼女の3倍ぐらいのスピードで食べましょう。
そうした一連の美しい流れが場末の中華屋では
求められているのです。




 これからひと夏の恋をされる方も
いらっしゃるでしょう。是非参考にしてください。







* 当ブログに関しては一切の責任を負いかねます。
  ご了承ください。
 








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