「4年目」


「4年目」



 5月23日は設立記念日。
ダイコミュがお国から会社として認められた日です。
一般的に起業して半分は倒産することを考えると、
ダイコミュが発展を続けていることに
安堵しているのが正直なところです。



 私は22歳から24歳まで一般の企業で働き、
24歳の時に会社を辞め、貯金を食いつぶしながら、
25歳の時に起業しました。会社の定款には
余計な事を書きませんでした。




 会社の定款に書くことは商法のしばりを受けます。
定款に書かれていないことは商法上、
商売として行ってはならないのです。
通常、商売の幅を広げることを前提として
定款にはたくさんの事業を記入します。




 しかし私は自分の意思をぶれさせたくなかったので、
コミュニケーションに関わることだけを書きました。



 
 仕事はお金儲けのためにするつもりはなく、
コミュニケーションに関わることだけを念頭にしていました。
目の前にいくら儲け話があったとしても
ダイコミュがそれに飛びつくことはありません。




 適正な運営をして生徒さんから適正な対価を頂き、
その対価を持って、コミュニケーションに関する
研究を続け、より効果的なワークを開発し、それを
また生徒さんに還元していく。ダイコミュはそのために
存在しています。




 会社に貯まったお金はほとんど投資にまわすようにしています。
新しい先生のお給料、新しい書籍代、能力診断機能代
教材作成のデザイン新しいホームページのコンテンツ代、
生徒さんが気軽に使えるスペースへの投資・・・



 
 私は会社にお金が貯まってもほとんど自分のために
使っていません。3年間旅行に行っていませんし、
食事もカップラーメンばかりでかなり質素です。




 さすがにオンボロの洋服を着ていると
生徒さんからの信頼を失いそうなので
洋服ぐらいは使わせていただいていますが、
あとの生活はつまらないものです。
個人的には人並みの生活ができれば充分です。





 起業して半年後、初めての生徒さんが応募してくれました。
それから3年経ち、生徒さんの数は本当に増えました。
優秀な講師も増えましたし、アシスタントも増えました。
私は気がつけば28歳になっていました。



 振り返れば、

 

 1年目は
通常の仕事量を50とすると
200ぐらいの仕事をこなし続けました。
かなり追い込まれましたが、成長を実感できました。 
個人としては無から有を生み出す喜びを知りました
     

 2年目は
1年目に比べれば精神的にはかなり満たされて
過ごすことができました。安定した精神の元に
講師としての力量を熟成させることができた時期でした


 3年目は
会社がかなり安定し、
講師と経営者と私生活を充実させた年でした 
別れてしまったけれど久しぶりに彼女ができました。



 4年目は
再び1年目のテンションに自分を追い込むと決めた年です。
勝負の年。3年経って土台ができたダイコミュを
一段階上の会社に持って行こうと思っています。





 3年一区切りだとすれば、4年目は再出発の年です。
まだまだこれから。もっとおもしろくします。






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