「1人でいることの弱さ 」

***

私は18歳の頃からブログを書いています。
コミュニケーションブログには
定期的に起業前のブログを載せています。
今日は2005年の12月頃のブログを載せます。
会社を辞めて4ヵ月後ぐらい、24歳の冬ですね。


起業前の洗礼と言うか未熟さから何かとうまく行かず、
文字通り「孤独」に耐える時期でした。
悩みを相談する相手もいなかったし、
日記に心情を綴るぐらいでした。
苦しい時期だったなあ。ほんとに・・・



***




「1人でいることの弱さ 」




 会社員を辞めると出勤時間も、退勤時間も無くなる。
仕事と遊びのメリハリが薄くなる。
会社を辞めて4ヶ月が経とうとしている。
この4ヶ月で僕は自分自身が本当に意思が弱く、甘えん坊で、
自分に厳しさが無いことがよく解った。




 厳しさを保つことは難しい。甘えはいつでも簡単に、
そしてあっという間に僕を支配する。
僕は日々ベストを尽くしていると言えるだろうか?
この4ヶ月本当に頑張ったと言える日は数えるほどしかない。
それよりも何よりも、時間を無駄に過ごし、
怠惰にそして醜く這いずり回っている僕がいた。
このまま行けばおそらく成功しないだろうし、
この程度の努力で成功できるはずが無い。





 自分自身をしっかりと管理しなくてはならない。
体調、ストレス、勉強、仕事。管理できるのは自分だけ。
誰も管理などしてくれない。そしてそのことに
はっきりと気がつかなくてはならない。
僕の今までの人生は他者にその管理の意思を任せていた。




 
 家庭では食事の時間、風呂の時間、寝る時間、
テレビを見る時間が決められていた。
学校や塾では授業の時間と、決められた宿題が出された。
会社では就業時間によって生活を管理されていた。
僕の人生は人から管理される生活が続いた。





 管理される生活と言うものは苦痛だが、同時に楽でもある。
管理される状況にいる限り、その管理から意図的に逃避しない限りは、
決められた時間の中で一生懸命努力する時間が得られるからである。
管理されると言うことは苦痛と同時に得られる技術や対価も大きいのである。
人間は1人では弱い。だからルールを作り出し、
お互いを縛りあい、そして高めあっていく。
それが良い意味での管理なのだ。





 一方、これからの僕は人の管理から外れる人生を過ごすことになる。
全ての物事を自分自身で決断し、そしてそれ自分自身の意思で
実行しなくてはならない。これを実行するには鉄の意思がいる。
少しもぶれない、一切の妥協を許さない、鋼鉄の意志が。
僕にはこの4ヶ月、その意思が足りなかったようだ。





 僕は生まれ変わらなくてはならない。
会社を辞めたからの僕の行動は35点だ。
限界まで頑張ればもっと色々なことができたはず。
努力が明らかに足りない。言い訳ばかり。
頑張らないと自信もつかないし、悪循環。
とにかくがんばる。頑張れば必ずうまく行く。








**