「鉄棒グルグル」


「鉄棒グルグル」




 9月から来年出版する本を書いています。
日中は仕事や付き合いがあるので
もっぱら原稿を書くのは夜11〜2時ぐらいです。
不健康この上ありません。



 ところで私、文章を書くのは昔から好きなのですが、
どういうわけだか「3000文字の壁」があって、
これを超えるとピタッと筆が止まってしまうのです。
3000文字を超えると、頭から煙がプスプス上がって
ショートするのです。




 つい3日前も原稿を書いていたのですが、
いつもどおり筆が進まなってしまいました。
どうしても先に進めたかったので、気分を変えようと
深夜の公園に散歩に行きました。夜2時です。




 さてさて5分ほど歩くと中々の大きさの
公園に到着しました。当たり前ですが誰もいません。
この公園はまさに私の所有物のようです。
自分の物だと思えば贅沢な気分になれます。
そう、夜の公園は僕のものです。





 深夜の公園がこれまた面白い!
日中ですと大人が子供に混じって
ブランコや砂場で遊んでいたら相当アブナイです。
「ゆみちゃん砂遊びしようか!」などと近所のムスメを誘えば
間違いなく警察を呼ばれるでしょう。
閉塞感漂う、殺伐とした世の中です。




 しかしながら、深夜ならフリーパスです。
だーれもいないですから!
私は嬉々として遊んでしまいました。
まずはブランコ!次は砂場!次に棒昇り!



次に箱に入って箱ごとブランブランするやつ!
↑名前は不明。でもきっと皆分かってくれるアレです



 最後は鉄棒です。この全くひねりのない
ネーミングは誰がつけたのでしょうか。
鉄の棒。訳して「鉄棒」
なんて潔い名前なのでしょうか。




私は当該鉄棒に12年ぶりぐらいに
挑戦することにしました。
題目は「逆上がり」であります。
鉄の棒をしっかり握り、いざ参らん!
結果は見事成功でした。
妙な達成感がありました。




「俺はできる男だっ!」



 っと。
調子にのって5回転してやりました。




 しかし、これ結構きついですね。
頭に血が上って血管切れそうになりました。
三半規管もやられて真っ直ぐ歩けなくなりますし、
手がめちゃめちゃ鉄くっさくなりますし。




 また、子供の頃は「グライダー」
と言う恐ろしい種目にも挑戦していた記憶があります。
鉄棒の上に乗って、手と足で踏ん張って
後に半回転し、前方に前にすっ飛ぶという種目です。



 一瞬これをやろうかと思ったのですが、
失敗したら背中を強打するリスクがあり、
小心者の私は挑戦することができませんでした。
こんな事だから彼女の一人もできないのです。
ご先祖様が怒っていることでしょう。




 あと思ったのですが、なんでも心構えと言うか、
遊び方次第と言うかなんの変哲もないものでも
やり方次第で充分楽しくなりますね。
公園なんて素朴なつくりですが充分楽しめました。




 そう言えば1ヶ月前ぐらいですが、2歳と4歳ぐらいの子供が
階段一段でおおはしゃぎしていました。
ジャンプして一段下がるだけの遊びを
小便チビリそうなぐらいはしゃいで楽しんでいる。




 大人になることは確かに相対的には
成長しているのでしょうが、遊び心と言う点では
色々な物を失っているのでしょう。
どう考えても階段一段であんなにはしゃげないです!
子供はすごい!!



 そういえば心理尺度で
「はしゃぎ尺度」ってないです。
「幸福感尺度」とか「外向性尺度」
とかならありますが、「はしゃぎ尺度」
ってないですね。おそらく。



 多分はしゃぎ度だけで考えると
3歳児ぐらいがマックスで大人になるにつれて
どんどん逓減しそう。でもはしゃぐのって大事ですよね。
はしゃいでいるときは幸福ですから。
「はしゃぎワンデーセミナー」とかやって
皆で3時間はしゃぎまくったら面白いかもですね。




 今ダンス療法とかありますし、
「はしゃぎセミナー」いいかもしれません。
場所は公園で。みんなではしゃいで公園で遊ぶのです。





 おわり。













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