「彼には教育が必要です」


「彼には教育が必要です」



 学生アシスタントのスミカワ君は
月に何度か仕事を手伝いに来てくれています。
ミカワ君は大学3年生です。院に進むようなのでまだ社会には出ません。
しかし、このご時世です。学生のうちから社会人としての
素養を高めておくべきです。そこで私は一念発起して、
彼の将来のために、様々な仕事を覚えてもらっています。
 

 
 そんなスミカワ君と私のヒトコマです。





川島    (あ〜疲れたなあ。コーヒー飲みたいなあ。
       でも創るの面倒くさいなあ。あっ。
       そういえば今日はスミオが来ていたなあ。)



川島     スミカワ君、スミカワ

 

ミカワ君  はい。なんでしょう。
 


川島    そろそろ来社対応でお客様に
      コーヒーを入れる練習をしてみようか
      インターンシップインターンシップ。      
      社会に出たら絶対役に立つよっ



ミカワ君 ええ〜・・・。まあ良いですけど
      (とてもメンドクサそう)



川島    じゃあまず俺で練習してみよう
      ミルクと砂糖入りで作ってみて
      あくまでインターンシップね。



ミカワ君 しょうがないですねえ。
      わかりましたよ。
      ミルクはどこにあるんですか?


川島    あっ上のスペースの冷蔵庫の中に無い?
      (事務所は2階建て)



ミカワ君 あっ。じゃあ見てきます(2階へ上がる)



・・・3分後・・・



ミカワ君 川島さん。冷蔵庫の奥の方にミルクありましたよ〜
      でもこれ、生クリームですね。


川島    生クリームでもいけるでしょ。    
      賞味期限は??


ミカワ君 うわっ。3ヶ月過ぎています


川島    3ヶ月かあ・・・
      ちょっと見せてみて・・・


ミカワ君 はい。


川島    うわっ。なんだこれ。チーズみたいに固まってら
      カッチカチじゃないっすか。
      すげえなあ。生クリームって放っておくと
      こんなにかたくくなるんだね。
   
     
      スミカワ君、スミカワ君・・・
      ちょっと匂い嗅いでみてよ。



ミカワ君 いやですよ〜



川島    なんだよ〜若いのに、
      理系らしい知的好奇心とかないわけ?  
      軟弱だなあ。じゃあ俺がかぐよ。
      



      うわっ!!くさっ!!




ミカワ君 やばいんじゃないですか?


川島    いや。まあ所詮チーズでしょ。      
      かびているチーズだって食べれるわけだし、
      納豆だって所詮腐っているでしょ。
      熱湯で消毒するわけだし。


      それに鳥取のばあちゃんが言っていたよ。
      「食べ物を粗末にしちゃいけん」って。
  

ミカワ君 じゃあこれで創りますよ。



川島    よろしくお願いします




・・・3分後・・・





ミカワ君 ついにできました!!



川島    どれどれ
      うわっ。なんかめちゃめちゃ白いのが
      浮いているんですけど。



ミカワ君 川島さん好き嫌いがないのをいつも自慢していますよね?
      


川島君   そ。そうかなあ。
      そういわれるとなんだか・・
       
      
      じゃ、じゃあ一口・・・




ミカワ君  そうそう・・・一口、一口・・・      
       ぐいっといっちゃってください
       おいしい・・・おいしいコーヒーですよ  
       (スミカワ不敵に笑う)




川島     ごくごく・・・







*その後はご想像にお任せします。







ミカワ作コーヒー

*決して凝視しないでください
*チラッと見てね。チラッと・・・





*注意
当ブログはスミカワ君と私が冗談でじゃれあっているだけで
ミカワ君は仕事ができるとても優秀な学生さんであります。





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