「ダイコミュ5期目」



 ちょっと気が早いですが5月23日にダイコミュは5期目を迎えます。
来期は私の研究の進み具合と会社の状況にもよりますが、
2011の年始あたりには目白(未定ですが)に専用の教室を作りたいと思っています。
フローリングで間接照明のほっとできるような教室を作ります。



 これからの時代は人と人のコミュニケーションが再考される時代が来ると考えています。
その一環として私は1つの町に1つのコミュニケーション講座が必要だと認識しています。




産業は

第一次産業・・・農業、林業、漁業など
第二次産業・・・製造業、建設業、工業生産など
第三次産業・・・IT、金融、教育、運輸、娯楽など

に分けられます(クラークの分類にはいろいろ批判がありますが)。


コミュニケーション講座は今のところ第三次産業にあたるわけですが、
第三次産業も成熟化してきた現代で、これから発展するのは
メンタルヘルスや対人コミュニケーションに関わる産業だと考えています。



人間はご飯が食べられるようになるために
第一次産業
生活を物質的な面から豊かにするために
第二次産業
物質以外の面で人生を豊かにするために
第三次産業を発達させてきました。
今仕事をしている人の7割は第三次産業です。



ですが、社会が豊かになったのかといえば??です。
確かに物質的には満たされているし、
ご飯はおいしいものが食べられるけれど、
心の幸福が得られたのかといえば全然そんなことはない。




世界幸福度指数

1. Denmark
2. Switzerland
3. Austria
4. Iceland
5. The Bahamas
6. Finland
7. Sweden
8. Bhutan
9. Brunei
10. Canada
11. Ireland
12. Luxembourg
13. Costa Rica
14. Malta
15. The Netherlands
16. Antigua and Barbuda
17. Malaysia
18. New Zealand
19. Norway
20. The Seychelles
23. USA
35. Germany
41. UK
62. France
82. China
90. Japan ←
125. India
167. Russia

EurekAlert 
University of Leicester produces
the first-ever 'world map of happiness'



幸福度を測った調査は他にもいくつかありますが
日本は総じて下位に甘んじています。
自殺数も世界で上位10位前後で一向に下がりません。
今の日本は幸福な国といえる状況ではないのでしょう。



結婚率の低下、少子化格差社会などいくつか原因が
あると思いますが中でも対人コミュニケーションの少なさが
与える影響は大きいと考えています。
日本人は家族以外とのコミュニケーションに
当てる時間が世界で最も少ないという統計もあります。


幸福感やうつ病と深い相関関係にあるのが
孤独感、対人不安、コミュニケーションスキルの欠如です。
すなわち人間は人間同士の情緒的なつながり無しに
幸福な人生を歩むことができないことを意味しています。



例え話をすると



豪華な食事があり、
豪華な宝石や洋服があり、
テレビゲームや音楽はあるが
「誰もいない孤独な無人島」と



素朴な食事で素朴な洋服で
最低限の生活の道具しかないが、
「友達や恋人や家族いて直接
顔を合わせて話すことができる島」
だったら多くの人が後者を選ぶでしょう。



対人コミュニケーションはとにかく人間の幸福に深く関わってくる。
ダイコミュは「専門知識」「スキルの鍛錬の場」「実際に人と繋がる場」
の3つを提供し、社会の公器としての役割を貫きたいと思う。



ダイコミュで仕事をしている人の多くが
もともとコミュニケーションで悩んでいた生徒さんであり、
経営者自身がもともと社会不安障害を持っていたと言う
変な会社ですが、だからこそ「コミュニケーション」への
渇望が人一倍強く、会社を通して昇華が可能なのだと感じます。




私はこの仕事を死ぬまで続けます。ダイコミュももう5期目。
たくさん苦労することはあるけれど
なんだかんだ言って楽しいこの仕事。
5期目もダイコミュの中でどんなドラマが起こるのか?
とても楽しみです。






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