「理解」


「理解」




僕は君に興味を覚える


僕は君を理解したいと思う


僕はその欲求に従い君にたくさん質問をする


君は少し大変そうだけど質問に答えてくれる


僕は君を知れば知るほど好意を持つ





僕の一方の側面はまた別の欲求を抱えている





僕は君に理解されたいと感じている


とたんに僕は心配になってくる


君は僕を理解したいのだろうか


僕が君を理解たのと同じぐらい
僕は君に理解されたい




質問を終えた僕は、君の質問をじっと待つ


てくてく歩きながら質問を待つ


だけど君は周りの景色を見て感嘆するばかり


景色の美しさについての同意を僕に求めてばかり




「僕自身」への興味がないのだろうか


君は「僕自身」についての質問をしてくれない


僕は何でも答えるつもりなのに


僕はとても寂しい気持ちになる


それは君の照れ隠しなのだろうか


それは君の僕への無関心の発露なのだろうか





僕は怖さから逃げるように再び君に質問をする










*********************

風邪を引いたときに布団の中で書いた詩です。
好きな人がいるときの気持ちを思い出して書いてみました。
自分が好きな人が自分に興味を持ってくれているかは
気になりますよね。そんな切なさを表したつもりです。
春です。皆さん恋していますか〜

*********************