「企業理念」

「企業理念」



 今日は30歳の誕生日だった。
経営者になってもう早いもので5年が経つ。
ダイレクトコミュニケーションは私が25歳の頃に
直感的に創った会社で、なんとなくこういった会社にしたいと言う
想いはあったのだが、それは非言語的なもので、
言語化した企業理念が存在しなかった。



 企業理念は得てして名目的なものになりやすく、
具体化した戦略とは異なり、抽象的で偽善的なものになりやすい。
しかしながら、企業理念が存在しなくていいということは全くない。


 企業理念はまず存在し、それをどれだけ愚直に守れるかが、
課題になるからだ。企業理念はお客様に示されるから、
お客様にも信頼されるために、それを守らなくてはならないし、
働く人に対してもそれを守っているかと
言う経営者のプレッシャーとなるものである。


 そしてそれがやっと守れたところで、
その企業理念は光輝くものになる。
そしてまずはその原石がなければ話にならない。 
企業理念はまずそれが存在し、
それをどれだけ磨いていけるかと言う勝負になるのである。


 5年間会社を経営し、
私自身500回近くの講義と、
おそらく1,000人近い生徒さんと
出会い、話をしてきた。
自分の至らなさから様々な失敗を繰り返し、
生徒さんの信頼を失うこともあった。



 また生徒さんの苦しみに直面し、
社会で何が起こっていて、
何が必要なのかも25歳の頃よりは
見えるようになってきた。


 会社も一人ではなく、
たくさんの人が関わって、組織化されてきた。
良いタイミングであるから、
半年間近くゆっくり考えてきた企業理念を公表したいと思う。







株式会社ダイレクトコミュニケーション企業理念



・ダイレクトコミュニケーションに特化した会社であること



 「ダイレクトコミュニケーション」とは
対人コミュニケーションであれソーシャルスキルであれ、
直接的に人間が顔を合わせて行うコミュニケーション活動の総称であり、
かつ弊社が作成した造語であり、企業名である。


 弊社はダイレクトコミュニケーション以外への多角化は一切行わない。
定款の事業目的もコミュニケーションに関わるもの意外は記載しない。
例え目の前に、別事業で明らかに利益に繋がるような
案件があったとしても、ダイレクトコミュニケーション以外の
分野は事業を行ってはならない。


 逆にダイレクトコミュニケーションに関わる
分野であれば、研究開発費や施設への投資は惜しまない。
講師は絶えず専門性を高める努力を怠らず、
ダイレクトコミュニケーションの先頭を行く会社であるように全力を尽くす。
 
 
 売上の上がり下がり、営業利益の上がり下がりに
一喜一憂せず、腰を据えて、ダイレクトコミュニケーションに
投資を行っていく。時に赤字の年があってもよく、
経営者は長い目で会社のあり方を模索していく。
苦しいときほど、原点に立ち返り、
軸をブラスことなく、会社の資源を拡散させない。

 


・暖かい人間関係を創る

 共感し合い、助け合い、特に腹を割って話せるような
社会を創っていくために活動を行う。
競争意識のある社会であることは大事だが、
最後は助け合えるような社会を創る。


 積極的に人が人と関わりあう場を作り、
また人と人が関わりあうようなサービスを提供していく。
ダイレクトコミュニケーションを訪れた人が、誰かと出会い、
そこで情動的な何かを手にするような仕組みづくりに邁進する。


 ダイコミュの教育理念は「やさしい強者」である。
強者をより強くするような会社ではなく、
真に強い人は自分が得た対価を弱者に還元できる強さを持った者であり、
そのような心を持つ人を育てるような対人コミュニケーションのあり方を追求する。
競争はお互いの技術や知識の向上に資するものであって、
ゼロサムではなく、WINWINであるような生産的な競争でなければならない。
2人で5と5をもっていた資源を6と7に高めるような競争は是である。
2人で5と5をもっていた資源を4と7にする競争は資本主義社会では
容認されるが、4に減ったものに対する愛がなければならない。
2人で5と5を持っていた資源を0と10に
奪い合うような競争は無意味であるし不毛である。



 講座や教材のあり方は、
そのような人間観を元に作成する。


 

・楽しい職場を全員で目指すこと  

 職場はその場にいる人間が幸せになるために
欠かすことのできない重要な場所である。
その場所が楽しくなければ、人生は楽しいものにならない。
経営者は社員を楽しくすることを努力し、
社員も自分たち自身で楽しい職場を作っていく。
お給料の面でも、職場の雰囲気の面でも、
仕事の充実どの面でも、総合的に「楽しい」
雰囲気がつくれるような会社を創る。
笑いが無いことはありえず、ジョークを大事にすること。

もし会社の雰囲気が悪くなったら、
全員でその原因を追究し、
改善策を話し合い実行していく。




・他者の痛みの上に成立するような会社にしないこと


経営者や社員は能力に見合った対価は受け取るが、
資本主義的なシステムによる、
不労収益やなどの
「システムがもたらす利益」
を受け取ってはならない。


仮にシステムとしての利益が会社に残った場合は
お客様に還元するか
ダイレクトコミュニケーションに関する
分野の研究開発に投資し、社会へ貢献する。


取引先も大事にする。買い叩かない。
資金が乏しいときは、成果報酬型でプロジェクトを共有し、
対価を分け合う。利益を独占せず取引先にも還元する。


ダイコミュのコンテンツを消費してくれる人には
心理テクニックを駆使して、高額の商品を提供するような
営業システムは構築しない。
倫理を大事にし、返金要求があったときはすぐに返金し、
できることとできないことを明確にする。


ダイコミュ自体も必要以上に、買い叩かれたり、
過剰な要求を受けた場合は適切に主張する。
お客様とは、上下の関係ではなく、対等であること。
接客をしっかりすることは、もちろん重要だが
奴隷になることではない。お客様は神様ではなく、
大事にすべき「一人の人」であり、働く人もまた「人」である。
お互いがお互いを尊重し、お客様も、会社もお互いが
率直に言い合える関係を築く。



まずはシンプルに以上の4つを基本原則とする。
今後会社が発展していくにつれて、
毎年見直して、さらにブラッシュアップして行きたいと思う。










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どうでも良いですが、
30歳になって初めて食べた食事は
100円の夜食のイシイのミードボールでした(笑)

夕食は横浜教室の皆と中華料理を食べました。
大事な日に生徒さんと過ごすことができて
うれしかったです。

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精神保健福祉士 大川先生


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