「対人恐怖症を生み出す日本文化１」

コミュニケーションコラム


「対人恐怖症を生み出す日本文化1」






・　対人恐怖症とか何か？



　対人恐怖症については日本の研究が

世界的に最も古いと言えます。

対人恐怖症は以前は日本独特の恐怖症と捉えられてきたのですが、

最近では、日本だけでなく世界中の国で確認されつつある症状です。



　ちなみに、対人恐怖症は、緊張型対人恐怖症と確信型対人恐怖症の2種類があり、

緊張型対人恐怖症は社会不安障害（SAD）と言われています。

ちなみに社会不安障害は最近では社交不安障害と言われることが多くなっていますが、

学術的には社会不安障害と社交不安障害のどちらも使われているようで統一されていません。



　講師としては、社会不安障害と書くよりも、

社交不安障害と考えたほうが、わりとしっくり来るので、

最近では社交不安障害という用語を使っています。

　



　さて、緊張型対人恐怖（社交不安障害）とは

どのような障害なのかというと、これはわりとイメージしやすいと思いますが、

人前で話すのがとても苦手であったり、飲み会に行くと過度に緊張してしまったり

会話をしていると頭が真っ白になってしまったりする症状です。




　これに対して、確信型対人恐怖症は、

国際的には身体醜形障害（BDD＝Body Dysmorphic Disorder）

と分類されることが多いようです。




　確信型対人恐怖症は、例えばおならが絶えず出ている気がして、

周りの人がくさいと思っていると確信していたり、

電車で人が降りたのは自分の顔が恐ろしいからだと考えたり、

する障害です。




　私の場合は、22歳ぐらいのときピークを迎えていて、

緊張型対人恐怖と確信型対人恐怖の2つを患っていました。

対人恐怖の完全体ですね（苦笑）。

もう2度と体験したくないぐらい、

人と話すことがきつい時期がありました。





ブログを書いていたら膨大な量になりそうだったので、

今日はここまで、連載でいくつか書き足して行きたいと思います。

　







　

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