「生理、心理、環境」


「生理、心理、環境」




 
 大概の悩みは、たくさんの原因が複雑に絡み合って、
発生しています。そして、その原因も、物理学のように
はっきりとしたものはわかりません。
心はとらえどころのない、ぼやっとしたものだからです。



 なぜ悩んでいるのか?



 と言われても、なんとなく、これなんじゃないか?
あれなんじゃないか?と推測することしかできません。



 そしてとりあえず試してみて、結果改善することもあるし、
推測が間違っていて悪化することもあります。
逆に全然期待していなかったことが
結果的に悩みの改善に役立ったりすることもあるでしょう。
改善の仕方をなかなか一般化することができない。
厄介なものです。




 さりとて、悩みを悩みのまま放置しておくのも、
投げやりでありますし、下手をすると、
どろどろと溜まっていって
取り返しのつかないことになったりしてしまいます。




 心理療法的には悩みを抱えたら、
生理、心理、社会(環境)の3つの面から
考えることが基本とされています。
生理的にとは、心の問題とかはちょっと置いておいて、
食生活や睡眠時間、仕事の量などを考え直すと言うことです。




 心理の面は、そのままで、考え方がゆがんでいないか?
極端な行動をする心の状態になっていないか、
暖かい言葉を使っているかなど、心のあり方を問いていきます。




 社会(環境)は、今いる状況が果たして自分に合っているのか
と言うことを考えていきます。例えば、細かい仕事が好きで、
おとなしく、物を作り上げていくのが好きな人が、
無理に営業の仕事をしていて業績が上がらなかったとしたら、
仕事を変えてしまう。自分と合わない環境で無理をするよりも、
あった環境を探していこうと考えるのが、社会(環境)の面からの
考え方になります(若干極端に書いていますが)




 最近私は、引越しをしましたが、
なんというか、都会に住んでいたときに比べて
ストレスが30%位減った気がします。



 海に近いのでいつも、受容的な空気が流れてくることや、
海の近くの町独特のゆるい時間がそうさせているのかなと思います。
住居も鉄筋から木造に引っ越したので、なんだか落ち着いています。
30%位へったなあという感覚はものすごく大きいです。




 社会(環境)を変化させる。
自分にあった場所に移動すると言うのは
大事なことなんだなと、実感した次第です。




 社会(環境)を変えたら、
ストレスが減って、夜更かしも直って
朝方になってしまいました。
生理の面でも健康になってきました。
すると一日を大事に使えますから、
心理の面でも充実してくる。


 

 社会(環境)の改善→生理の改善→心の改善

 

 と言う好循環が生まれました。
そこまで考えていたわけではないのですが、
とてもうれしい出来事でした。




 

 悩みを抱えたら、全てを心の問題だけにしないことは
基本だと思います。相対的に、悩みを俯瞰して、
自分が持っているリソース(資源)を確認して
多角的に簡単そうなものから取り組んでいくといいと感じます。





 


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