「無我の境地」

「無我の境地」



 正月は小平の実家に帰ってきました。
今年は5ヶ月の姪っ子ちゃんが
加わってとても明るくなりました。
色白でとても美人になりそう。
これからがとても楽しみです。


 
 ところで赤ちゃんは私(自我)がありません。
例えば赤ちゃんは私がないわけですから、
「自分の手」を「わたしの手」だと思っていません。
なんかひらひらしたものがあるという感覚でしょうか。
それは自分のものでも他人のものでもないのです。
そもそも自分と他人という概念がないのですから。




 「私」がないわけですので、
「過去の私」や「未来の私」のことなど当然考えません。
だから悩みというのはせいぜいその瞬間瞬間
のものだけとなります。



 おっぱいが欲しかったら泣きます、
私の抱っこの仕方が悪かったら不機嫌になります。
でもそんなものです。
逆にだっこがうまく行けば楽しそうにしていますし、
あーあーとお話しすればあーあーと楽しそうに返してくれる。
悩みも喜びも今のものだけ。
とても潔いと思います。




 大人の悩みというのは基本的には
「未来のことを考える」か「過去のことを考える」か、
この2つが実に大きい。その瞬間瞬間を生きていれば実は
悩みというのは意外と少ないものです。
あかちゃんは実に潔いです。




 兄夫婦が子守を任せてくれたので、洋服を少し厚着してもらって、
お散歩に出かけました。赤ちゃんは外の景色を
どんな風に捉えているのでしょうか。
最初は目を丸くしてみていました。
でも段々と太陽の光が気持ちよくて
眠たそうにしてしまいます。




 その瞬間はハタと気がつけば
私もその瞬間に集中してしまい、
過去とか未来とか吹き飛んで、
今に埋没していることに気がつきます。



 日々の生活では
ああしなきゃ、こうしなきゃの連続です。
もし仕事中に外回りをしていて、
気持ちのよい太陽の光があったとしても、
その光が気持ちよいと感じつつも、
頭のどこかで講義内容を次回はこうしてああして・・・
経営のことを考えれば、来月はああして、こうして・・・
と考えてしまう。




 でも姪っ子ちゃんはそんな時間軸を
今に戻してくれた気がしました。





 おとなになると思考が発達する分、
その対象が未来や過去にまで広がりすぎて、
悩みの種になってしまいます。
それはそれで大人の責任であるのかもしれません。




 ただ、日々の幸せをかみ締めるにはたまには
生まれたばかりの赤ちゃんを
見習って今そのときを加味しめて
生きていくことも大事なのかなと感じました。





 

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