「D君と共感」


「D君と共感」




*注意 
このブログは人生のなんの役にも立ちません





 先日人間関係講座で傾聴のワークがありました。
傾聴のワークでは、聴き手と話し手にわかれて会話をします。
んで、私はD君と会話をすることになりました。



 私が傾聴側の番のときです。
どんな質問をしようかなあと考え、
「D君はどんな食べ物がすきですが?」
と人生で217回ぐらいしている質問をしました。





 するとD君は

カップラーメンの残り汁を飲み干すときに最後に残っているカスの具が好きです!!!」






 と恍惚の表情で答えたのであります。
すごくすごく気持ちよさそうです。





うなぎ、マグロ、春巻き・・・と数限りない炊金饌玉な
食べ物があるなかで、わざわざ日の当たらない残りカスに光を当てたのであります。
さすがの私もその話を聴いた瞬間は
親が聞いたら泣くぞ!D君と心の中でツッコミを入れました。




 しかし、どういうことでしょう・・・
それはどこかで自分に嘘をついていることに気がつきます。
私の超自我は確かにそれを否定していました。
しかし、私の中に抑圧しきれない、残りカスを切望する欲求が
無意識レベルから意識レベルにあがってくるのをひしひしと感じたのであります。





それはまるで


ほんっと子供なんだからっ!
あんな奴大嫌い!!


あれ・・でも・・なんだろう・・この気持ちは・・・
もしかして私・・恋してる・・・?あんなやつに・・・



という女子中学生の気持ちのような
感じでいっぱいだったのです。




 私も独り暮らしが長く、カップラーメンは散々食い倒してきました。
私も残りカスまであきらめずに食べていたのです。
しかし、それは誰かに言えるものではありませんでした。
しかし、それは「逃げ」です。現実の自分を受け入れる強さのない、
私の弱い部分でもあったのです。



 そう気がついた私は、自分を受け入れ、
あるがままの自分でいいじゃないか、
残りカスを嬉々として食べる自分でも
そのまま丸ごと受け入れる強さを持つべきなのではないか。
そんな強い人間になりたい・・・




 D君はそういった思考を体現して、
あるがままの自分をさらけ出せる強さをもった
すばらしい人格の持ち主だったのです。




 そういった反省をしたのち、
私はD君と素直に同じ気持ちになれた気がしました。
D君とは講座ではあまり話す機会がなかったのですが、
そのとき1つになれた気がしました。





 私も好きな食べ物は何ですか?
と言われたときに、自分に正直に
カップラーメンの残りカスです!
と言おうと(0.01秒だけ)誓いました。







「共感」とはそういうことです。
是非覚えておいてください。










* このお話しはノンフィクションですが
  名誉のために若干変えてあります
  おやすみなさい  
 








*************************



*1/14 短期集中 交流分析講座 松本先生
http://www.direct-comm.com/course/01_kanto/index.html

ラケット感情、スタンプの概念を学ぶ



マイナビ出版から
「嫌われる覚悟」
著者 川島達史

嫌われる覚悟~ほんとうの嫌われない技術~ (マイナビ新書)

嫌われる覚悟~ほんとうの嫌われない技術~ (マイナビ新書)







*ダイコミュmixi  

生徒さんは参加してね!!
mixiだけのイベントも開催中♪
http://www.direct-comm.com/mixi.html



*コミュニケーション能力UP評判コラム!

会話力UP、聞き方、話し方教室などに関する
限定メルマガ毎月1回発行してまする 
http://www.direct-comm.com/mailmag/index.html



**********************