「32歳」



「32歳」




*乱文です。。申し訳ありません。。




 どうも32歳になってしまったようです。
MIXIや個人携帯でたくさんおめでとうメールを頂きました。
意外な方が誕生日を覚えていてくださったりと恐縮するばかりです。
元々私はとても孤独な生活をしていました。
だから今の自分のような状況と言うのはとても不思議です。




 32歳・・・経営者としてはアブラがのって来る年齢ですね。
私はダイコミュを24の時に創りました。
「対人コミュニケーションがやりたい」
ITとは逆行する、極めてアナログな
仕事がしたいと考えていました。




 最初の4年間はある意味で計画性も無く、
あるがままやりたいようにやってきました。



 起業当初1年間は苦しんで、2年目、3年目、4年目は順風でした。
最初吉祥寺で始めた講座は8人でした。
半年ごとにクラスを増やすことができて、
2年目の終わりには4クラスになっていました。



 生徒さんは順調に増えてくれて、
このままダイコミュはどんどん
大きくなるんだろうなあ〜




 と思っていたら、落とし穴ありました。
ある時期、生徒さんが、全然宿題をやってきてくれていなかったり、
講座の内容をほとんど聞かなくなってしまったのです。
講座がサークル化してしまい、「遊ぶこと」がメインになって、
講義がないがしろになっていました。この辺から生徒さんと私の間に
ズレが出てきたように感じます。




 ダイコミュはコミュニティも重視していますが、
でもコミュニティがメインではあってはならない。
あくまで講義が主体で、コミュニティは付随するものだと考えていました。
ダイコミュをただの社会人サークルにしたくありませんでした。
だから生徒さんが増えていたとしても、
1度引き締めなきゃいけないと考えていました。





 5年目は、講義メインに変えていきました。
講座の難易度をかなり上げました。
宿題をメインに考えて、生徒さん同士の飲み会よりも、
とにかくストイックに講座を創っていきました。




 でも、「学ぶことをメイン」しすぎると、
生徒さんたちもどこかバラバラになってしまいました。
宿題の量も多すぎて、クラスの10人に1人ぐらいしたやってきてくれませんでした。
私だけ熱くなって、生徒さんがどうしてついてきてくれないんだろう・・・
とても悩みました。広告の失敗も重なって、
4年目に比べて30%位生徒さんが減ってしまいました。
何が正解なのかわからなくなってしまいました。




 この時期大学院に行き始めて、勉強をメインにしていました。
どうしてもソーシャルスキルレーニングの研究をしたかったので。
やりたい勉強ができたので、研究は最高に楽しかったです。
でも会社は炎上していました。
物理的にも会社に裂ける時間が少なくなってしまいました。




 院には臨床心理士を目指す学生や、
一線で働く教授の方とたくさん話す時間がありました。
そして研究を通して、講座のあり方と言うのを
もう1度考えさせられました。今思えば、
「会社がうまく行っていなかった時期」と
「大学院で研究をしていた時期」が
重なったのは幸運だったのかもしれません。




 講座のあり方について、5年目は徹底的に
再考させられる期間となりました。





 色々考えました。





 答えはやはり「つながり」にありました。
講義内容を良くするのは方向として間違っていない。
でもそれに付随して「コミュニティ」を破壊したのが私の間違いでした。
講義内容を消化するにはたくさんの苦しみや悩みが起こります。
このときどうして1人でその内容にチャレンジできるのでしょうか。
そこには助け合える仲間がいるのです。




 6年目は5年目の失敗を心から反省して、
基本に立ち返りました。拡大することをやめて、
もう1度生徒さん同士のつながりを大事にしようと考えました。
でも4年目のように、単なるサークルのような
会社にもしたくはありませんでした。





 だから掛け算になるように講座を創ろうと思いました。
講座の内容とコミュニティとしての機能を
「or」ではなく「and」の精神を持って運営しようと思いました。
「講義の内容も良い」「コミュニティの質も良い」
この状態を作るのがコミュニケーションの
あるべき姿であると確信していきました。




 6年目、7年目はこの哲学を持って講座の運営にあたりました。
まだまだ65点ぐらいですが、講座の内容はかなりブラッシュアップ
されてきました。コミュニティとしての質は生徒さん同士が繋がる仕組みは
まだまだ弱いですが、イベントやSNSや講座後の活動を通して、
徐々に回復してきてくれました。




 6年目、7年目は4年目が明らかに超えて定着率がよくなってくれました。
去年私は自分のやっていることにわりと確信を持つに到りました。
生徒さんもコミュニティがあるほうが明らかに顔色が良い。
もっともっとこの辺は強化していきたいです。



 頭がおかしいと思うかもしれませんが、
ダイコミュは世界中の町に必要な機関だと思っています。
人が直接顔と顔を合わせて、お互いの心のあり方や、
人間関係について語り、考え、喧嘩して、泣いて、悩んで
自分や他人を受容していく場が。




 私は32歳になるまで現場を通してそれを体感してきました。
方向ははっきり見えたのであとは、
それを「経営者」としてしっかり計画を練って、具現がして
いかなくてはなりません。今まではどちらかと言えば、向こう見ずに
行動主体でとにかく突っ込んで行っていました。
32歳もその精神は大事にしたいですが、
でも稚拙な行動、緩手は避けなくてはなりません。





 32歳と言う年齢は、
そろそろ若い頃の向こう見ずな戦略から、
ロジカルで計画性のある熟成された経営を行う
時期だと感じています。





 くだらない冗談であったり、突拍子も無い行動もしつつ、
でも基本はおろそかにせず悠々と自信を持って
ダイコミュを発展させて行きたいと思います。
ダイコミュが皆さんの人生に資する場所であるよう、
32歳も楽しんで仕事をしていきたいと思います。 










 

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