「人間と目的・意味(電王戦を見て)



「人間と目的・意味(電王戦を見て)」






いま将棋の世界で電王戦が開催されています。
コンピューター対人間の棋士の戦いです。
第4戦は手に汗握る攻防で、引き分けという形になりました。




第4戦はとても象徴的な戦いでした。
将棋はいくつかの終了する方法があります




1つは、純粋に王が詰まされる形
2つ目は、これ以上やっても
    決着つかないよという形



です。
将棋と言うと基本的には決着がつくイメージがあるのですが、
それとは別に麻雀のように流局というのがあるのですね。




とても面白かったのが、コンピューターに、
2つ目の目的があまり反映されていなかったと言う点です。
(正確には対応はある程度されていたのですが、
 とても精度がわるかったようです)




1つの目的を目指しているときは、
コンピュータはかなり優勢に進めていきます。
それは背筋が凍るほど冷徹に性格に打ってくるのです。




しかし、塚田棋士が2つ目の目的を視野に入れて、
打ち方を変化させたとたんコンピューター側は
パニックを起してしまいます。




人間では考えられないような
凡手を繰り出していきます。




(余談ですが私は棒銀居飛車穴熊
3つぐらいの守備陣系ぐらいが分かっている程度であり
将棋のレベルは低いです。。
なので正確には凡手なのかどうかは
解説者の方のことばをそのまま借り手きています。)





なんだか猪木とモハメドアリの戦いに似ていると思いました。
コンピューターはガチンコで戦うことを最初想定していました。
ガチンコで戦う分には良かったのですが、
猪木がまともに戦わないという目的をもって、
グランウンドに寝てしまった瞬間、
パニックを起してどうたたかっていいかわからなくなってしまったのです。




つまるところ、コンピューターと言うのは、
目的を考えることが非常に苦手だということです。
苦手と言うよりはできないのでしょう。
この点は予め人間がきっちりプログラミングしておかないといけない。




ここに永遠にコンピューターが人間を越えられない
壁があるのだと感じます。
コンピューターは人間が、あれやっといてね、
これやっといてねという命令を下せば、
恐ろしいほどの精度で物事をてきぱきこなしていきます。




しかし、その目的以外の要因が絡んでくると
途端に役に立たなくなってしまいます。
実際の世の中では様々な解釈があって、
様々な意味と目的があふれています。
そういった複雑な作業はずっと人間が担って行って、
細かい作業についてはコンピューターや
機械を使っていくのだろうと思うのです。





人間らしさってなんなんだろうということを
考えたときに「意味や目的」を作り出せることが
とよりエッジを効かせてくると感じるのですね。




コンピューターはきっと意味は感じていないでしょう。
おもしろかったとか、たのしかったとか、苦しかったとか
そういった感情は持っていないと思います。
ですが、塚田棋士は最後に泣いていました。
今回の戦いに意味を感じていたのだと思います。




人間が生きるということは
意味をつむぎだしていく作業なのかな。
人間とはそういう生き物なのかなと感じます。
人間として生まれてきたことを最大限楽しむには
そういった意味を大事にして、
自分自身が作り出したり、誰かが作った意味を楽しむ
ことが幸せにつながるのかなとも感じている
今日この頃です。









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