「宗教と心理」


「宗教と心理」




  
 3年前ぐらいでしょうか?心理学の勉強と平行して、
宗教の勉強をしていたことがあります。
神道、仏教、キリスト教イスラム教・・・
とはいっても基本的な部分だけですので語れるほどではありませんが。



 科学が発達していない時代、人間は様々な自然現象を
神様のせいにして、つじつまを合わせていたのだと感じます。
よくわからないことが多すぎて、考えてもきりがないから
神様がそうさせているとつじつまを合わせる。



 よくわからないものって気持ち悪いですからね。
よくわからない状態は心理学的に認知的不協和な状態と
言ったりしますが、よくわからないものがあるというのは精神衛生上よくありません。



 神様を信じていれば、いいこともわるいことも
神様がそうさせていると考えれば納得はいきます。
全ての行動に神様が意味を与えていると考えるわけですから、
強烈なストローク(存在肯定)ですよね。
過酷な状況でも、大きなものに認められている感覚といいますか。

 

 人間は誰かに認められていればそれだけで
救われる気がします。神様がどこかで見ていてくれている
という感覚はどこかほっとするといいますか、
なんだか暖かい感覚になりますね。



 日本は神道、仏教半々ぐらいの国ですが、
八百万の神様がそこら中にいる・・・と考えるとなんだか
ちょっと不思議な感覚になるといいますか、
無機質な感覚から生命力のある有機的な感覚が出てきますね。
古事記はちょっとエッチですが、生命力を感じます。




 仏教はそこまで神様を想定していませんね。
ブッタが作った心理療法のようなものだと感じます。
ある意味で仏教療法と言ってもいいかもしれない。
仏教の面白いところは、最近は心理療法も仏教的なものがはやっています。




 マインドフルネス認知療法、アクト、
森田療法トランスパーソナル心理学・・・
これらは悩みを消すとか考えずに、
あるがまま受け入れるようなことを目指していきます。
講座でも一部認知行動療法の比較として取り入れています。
個人的には認知行動療法と併用するといいんじゃないかなと思っています。



 
 人間って頭がよくなった分、様々なことに悩むようになって、
昔は宗教がその改善の中心にあって、今は心理療法薬物療法
大分宗教を侵食してきている。1000年後はどうなっているのかな。
 







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