「組織の中で働くと言うこと」 - ダイレクトコミュニケーション講師　評判　ブログ2013

「組織の中で働くと言うこと」

＊今日はビジネス系のブログ

　自分の意見は誰でもあると思います。
組織は様々な人間が集まる場所ですので、
当然意見がぶつかることがあります。

　
　そういった時は結構ややこしいですね。
特に価値観が絡んでくると、明確な根拠がない世界の
議論になってしまうので収束しなくなってしまいます。

一番やっかいなのが、
どちらも見方を変えれば正しい場合の議論です。

Aさんもが言っていることは正しい。
Bさんが言っていることも正しい。

Aさんの意見もBさんの意見も同時に
実行することはできない。

こういったパターンは本当に難しい。

　個人的には最終的には、
意見をしつつもその組織のトップであったり、
上司の意見に合わせるのが大事なことだと考えています。

　やはり最後は上司なり、社長の意見に忠実に
したがっていくのが組織では大事になってくると思います。

　会社はチームで動いています。
チームプレーには必ず頭脳があって
上に立つものがタクトを握っています。

　サッカーに例えると、いくら個の力が強くても、
監督の戦術を守れない選手はチームを危機に陥れてしまいます。
良い選手は監督の戦術を守りながら、個の力を出していく選手です。

　たまに監督の意見を聞かず、個人技でゴールを決めて、
ほら！監督は間違ってたでしょ！とドヤ顔する選手もいるかもしれません。

　確かに、短期的には許されるかもしれません。
毎回同じことをやっていたら個がそれぞれ動いて、チーム全体の連動性が低下し、
得点力が低下してしまうので、結局のところそれは一時しのぎに過ぎないプレーと言う
ことになってしまいます。

　愚鈍な監督はおそらく、個人技で一時的な成果を挙げた
選手を怒れないと思います。逆に名将はいくら成果を挙げても、
戦術を超えた動きの部分をしっかり咎めるでしょう。

　組織の中で働くとはそういうことだと考えています。
チームで動いているときは、戦術家の計画を乱すような動きは
控えなくてはいけません。与えられた自由の中で
自分の個を出して行くのはOKですが、それを超えてはいけない、
自分の個を抑える力も社会人には必要なスキルだと考えています。

　白痴になるということではありません。
考えてはならないと言うことでもありません。
考えて、自分の意見を持ちつつ、それを主張した上で、
上司や社長と相談した上で、それでも上がやはり戦術を
変えない場合は、それをしっかり守って愚直にやり通す。
そこはブツクサ言わない。

　戦術家がOKを出していない権限を越えた動きは、
自己主張ではなく、チームの規律を破壊する問題児になってしまいます。
どんなに個人としての能力が高くても、そういったチームを乱す
動きをしてしまう人は組織の中では評価を得られないでしょう。

　私自身、会社員の時は基本的に社長の意見はやはり絶対で、
意見をしつつもそれで社長の方針が変わらないようなら
まずは自分の個を消して社長の戦術に沿うように動いていました。

　ちょっと力技を使いすぎる社長さんでいずれ
問題が起こることはわかっていたのですが、
それでも私は社長の意見を大事にしました。
案の定問題は起こってしまったのですが、
でもそれは社長が学ぶことであって私はその規律を守ることが
大事だったと考えています。　

　ただ人間って個を殺して、集団にあわせる時に
どうしてもストレスがたまります。
誰だって自由にやりたいですからね。

　なので自分が属している組織と意見が違いすぎる場合は、
どこかでその組織とお別れしなくてはならないかもしれません。
抑えきれない個というのは確かにあると思います。
そういった場合は前向きに、自分とあった組織に行くことが
自分にとっても所属していた組織にとってもプラスに働くでしょう。

　個を殺しすぎると人間は多分、精神が病んでくると思います。
だから適度に、主張できる、意見を言える組織でないといけません。
あるていどの自由度があって、自分で考える環境がないと仕事は面白く
ないと思います。

　そういった意味で、いい上司なり経営者は、
厳格な規律と自由のさじ加減がうまい人でないと
いかんですと感じます。

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