「あがり症について」 - ダイレクトコミュニケーション講師　評判　ブログ2013

「あがり症について」

　あがり症で悩まれる方は多いです。
私も極度のあがり症だったので気持ちはよくわかります。
というより今でも私はあがります。
さすがにダイコミュの講義ではあがらなくなってきましたが
結婚式のスピーチとか、企業研修の前はガンガンあがります。

　ただ昔と違ってあがっている自分を責めることはなくなりました。
あがりは生物学的な要因が大きく自分の弱さとは因果関係は薄いからです。
あがりは脳内部室のドーパミンとセロトニンが関係していると考えられています。

　さらに言えば、この２つの物質の出やすさや、
動きの活発さは先天的に型があることがわかってきています。
生まれつきあがりやすい、あがりにくいは
ある程度決まっているのですね。

　ただそうはいってもあがりたくない！
と考えるのが人間ですね。
この点、私は完全にゼロにすることはできないですが
100を60、50にするぐらいなら努力でできると考えています。

１.場馴れが王道

　あがりを改善するためには一番効くのはやはり
場馴れだと思います。やはり人前に立って話すこと以上に
効果があるものはないと思います。人前にたたないで
あがりを改善することはほとんど不可能だと思います。

　ただ人前に立つ機会って意外と少ないですよね。
ですので現実的には小さなプレゼン機会を活かしていく
ことが良いのかなと思います。例えば６人ぐらいの飲み会なら、
ちょっと頑張れば身近にありますよね。
こういう飲み会の席で、ちょっと長めの自分の話をしてみるのです。
２時間飲み会をしていて、５回ぐらい自分の
話をみんなにすれば結構いい訓練になります。

２．腹式呼吸

あがっている状態を改善するためには
腹式呼吸ははっきりと効果があります。
これは複数論文があります。
私も大学院時代に、脳波を調べる実験をしたのですが
はっきりと腹式呼吸は効果がありました。
腹式呼吸をしていると、波形が全然違うんですね。

３.　準備をしっかりする

あがりは失敗に対する恐怖心から起こります。
基本的にはあがらなくなるには
聞いてくれる方の１０倍の知識はないときついと思います。
１０倍ぐらい知識を持っていると相手が子供？
に見えてくるのであがらなくなってきます。
そのためにはめっちゃ準備しなくてはなりません。

４.系統的脱感作法という心理療法もある

ちょっとマニアックですが
系統的脱感作法という心理療法もあります。
ざっくりと説明すると、人前に立っているイメージをしながら
同時にリラックするする練習をする心理療法です。
これは個人差がありますが効く方もいます。

５.マインドフルネス

森田療法やマインドフルネス療法では
マイナスの気持ちを無理に追い出そうとせず
それを自然なこととして受け止め、
やるべきことをやるという考えがあります。

すなわちあがっているときに
「あがっているあがっている、なんとかしなきゃ」
と考えるのではなく

「ああ・・・あがっちゃったな。まああがりはあがりとして
　そのままあってもいいし、なくてもいいし、
　それはそれとして、やるべきことをやりましょう」

というイメージですね。
プレゼンしているときあがりはじめちゃったら
あがりながらとりあえず話すということを大事にします。

６.あがりやすい人は長期勝負！

あがりは実はずっと続くわけではありません。
例えば２時間のプレゼンがあったときに２時間
ずっとあがり続けることは逆に難しいのです。

大概の場合１０分もすれば随分あがりは
少なくなります。ですので、あがりやすい方は
最初の１０分はうまくいかない分、
後半取り返すぐらいの気持ちで良いと思います。

私は企業研修２時間以上やることが多いので
最初１０分あがってもあとの１１０分で
取り戻せればいいや！と前向きにあきらめています。

7.まじめになりすぎない

スピーチをするときやプレゼンするときは
ユーモアをいれて場を和ませるとやりやすいです。
徴収もほぐれますし、自分もほぐれます。
自分の鉄板ネタのようなものをあらかじめ
用意しておくと、それが安心材料になって
あがりにくくなります。

8.あがった自分を責めない
　

あがると相手から好感をもたれるという実験があります。
あがりは相手からすると人間的に信頼されることすらあるのです。
ですのであがった自分をむしろ人間らしくいられたかなと
褒めてあげても良いと思います。
まちがってもあがった自分を責めないことです。
それよりも、とりあえず人前に立つ勇気を持つことが
できた自分を認めることが大事だと思います。

　
寝る前にがーーーっと
書いたのでおそらく
誤字脱字が・・・

明日直します！
おやすみなさい

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