幸福と時間の共有


 最近読んだ書物の中で面白い理論を見つけました。
人が「最も充実した時を過ごせた」と思うときは
人間同士が時間を共有したときである、と言う理論です。


 人は誰しも母親の胎内で、まず始めに
人と時間を共有することを覚えます。
その時の安心感、幸福感を最初に覚えるそうです。
人と時間を共有することの喜びをまず胎児の時に覚えます。


 そして生まれた後も、人と一緒に何かをやり遂げたり、
一緒に楽しむことで幸福を感じていくのです。
 確かに、良い思い出をイメージすると、そこには
必ず人との共有した時間が思い浮かばれます。

 小さい頃友達と一緒に駆けずり回った野原のイメージ、
一生懸命頑張った野球部時代。
 生徒さん達と共に考え、笑った思い出。


 そこには全て人との時間の共有があります。
人間の幸福とは人とどのように関りあうかで
大きく変わってくるようです。

 
 そう考えると私この仕事を始めて本当によかったと
しみじみ思うのです。そして、私を求めてくれる方の
幸福のためにまた頑張ろうと心に誓いました。