問題の渦に飛び込む事



 考える力をつけるには、問題をしっかりと認識しなくては
なりません。問題の無い所では思考が発生しないからです。
(詳しくは4章のワークで行います)


 安定にはいつも、見えざるリスクが発生しています。
それは考える力の減退です。安定している状況と言うのは
問題が小さく、必然的に人間の思考が浅くなるのです。
そして、日々の生活に埋没し、どんどん考える力が減退
して行きます。


 逆に不安定な状況にはそれを改善するための思考が
働きます。日々問題が発生し、それを解決する作業を繰り返して
いる人は考える力が自然と付いていきます。


 私は生活が安定すると逆に怖くなる人間です。それは自分の考える
力が減退していると感じるからです。だからいつも自分を追い込み、
ギリギリの所で生きています。たまにもがき苦しみますが、
それは考える力を高めるための試練だと思い、いつも受け入れています。


 コミュニケーション能力と言う面からみれば、考える力が減退すると
必然的にその話す内容の質に影響します。考える力がないと
話す内容を作り出せないので、説得力がなく、人を引き付けるような
情報を創ることができないのです。


 問題の渦、悩みの渦に飛び込むことは勇気が要ります。
私は会社を辞めるとき、全く先が見えない状況でした。
でも実はワクワクしていました。先が見えないということは
解かなくてはならない問題が沢山あるのですから。


 「こりゃ考える力をつけるチャンスだな!」


と本気で思っていました。だから私は退職に関して不安とか
は全く感じなかったのです。起業する上で、
自分が成長できることは明白でしたから。


 何か生活に問題が起こったら、それは考える力をつけるチャンスです。
問題は決して、トラブルなのではなく、それを解決することで
自分の考える力をつけるきっかけなのです。


 そして、考える力はあらゆる面で自分が生きていくために
必要な能力です。人間関係を築く上でも、恋愛をする上でも、
新しい商品を作る上でも、事務作業をする上でも、全ての
基盤は考える力なのです。考える力があれば人生何とでも
なります。



           
 考える力の原理、ワークでお伝えします
       是非活かして下さい