「脳とコミュニケーション」


「脳とコミュニケーション」




 今週は講義が無いので、
個人的なコーチングと取引先の方との折衝以外は
脳とコミュニケーションに関する研究を重ねています。
 


 
 脳とコミュニケーションに関する分野の研究は
歴史的に見てもまだまだ浅く、基本的には仮説がほとんどです。
 論拠としてつたない事が多いので、もどかしい限りですが
なんとか研究を重ね、生涯を通して様々な原理を
解明していきたいと思います。



 早く会社を大きくして、
専門の研究室を作りたいです。



 


以下現在の私の疑問 
(興味のある方だけ読んでね♪)





1 感情表現力と脳



 感情表現が豊かな人と豊かでない人がいる。
脳のどの部分に差があるのだろうか。

 理系の方、IT系の方、男性の方、論理性が発達している方
は感情表現力が乏しい傾向にある。
統計的事実は無い。講師の経験である。
しかしこの傾向は確実にある。





現在の講師川島の仮説


⇒  第1の要因・・・習慣の欠如

  
   そもそも理系的な作業には感情の必要性が薄く、
  感情表現をする必要が無い。
  感情表現する必要が無い作業を繰り返すうちに、
  その能力が長期的に逓減して行くのである。


   
   第2の要因・・・前頭連合野の発達


   おそらく人間は*前頭連合野が発達すると
  感情表現力が乏しくなる。計画や企画、将来の展望等の
  複雑な思考を担う脳である。前頭連合野が発達すると、
  感情に対して分析的、抑制的になり、素直に表現できなく
  なる。


   すなわち、感情に思考を持ち込み、操作性のある
  感情表現になるのである。しかしながら感情を操作すると
  言語と非言語における不一致が生じ、違和感が生じる。
  これは感情表現力の低下と解釈してよいだろう。

   


   感情表現力は共感性や肯定的感情を伝える上で重要な能力である。
  そのため、理系的、分析的な能力の向上は、
  人間関係構築に関するコミュニケーション能力を
  減退させる危険性がある。



  *前頭連合野
  計画や企画、将来の展望等の複雑な思考を担う脳




   これを改善するには、感情表現をする必要性に迫られる環境を
  整備(例えば恋愛)し、前頭だけでなく、感情に関る脳を強化する体験
  を増やす(例えば芸術鑑賞)べきである。




   


2 人間を恐れる人と、恐れない人の先天的な脳の違い 



   人間関係に関する積極性には先天的な個人差がある。
  幼い頃から人懐っこい子も居れば、人見知りが激しい子も居る。
  そして基本的には成人しても一連の継続性が見受けられる。
  これは脳のどの部位に差異があるのだろうか。
   



現在の講師川島の仮説


⇒  人間の最も原始的な感情は恐怖である。
  恐怖は扁桃核がその源泉である。
   この扁桃核の活動の大きさが対人関係における積極性へ
  影響しているものと思われる。
   

   
   すなわち先天的に、扁桃核が活発に反応しやすい人は、
  人間関係において恐怖を覚えやすく、積極的になりにくい。
  これが過度に行き過ぎると社会的に孤立し、
  仕事の面で支障をきたしてく。




   先天性の性格を是正するのは容易ではないが、
  古典的条件付けで、人間関係における長期記憶を
  プラスに強化できれば改善できると信じたい。
  


   人間関係=快、と言う条件付けを強化すれば、
  先天的な人間関係における臆病な性格もかなり是正できるだろう。
  これは川島が生涯を通して貫かなくてはならない信念である。



  

  
  
3 共感性は、どこから来るのか、どう鍛えるのか



⇒  これはアスペルガー症と健常者の脳の違いを理解する必要がある。
  この点についてはおそらく研究が進んでいるから、しっかりと勉強したい。
  そして実際に共感性を高めるには、どのような訓練を行う必要が
  あるのかまで落とし込みたい。





4 肯定感の強い人と、否定感の強い人は脳のどこに違いがあるのか


⇒ これは先ほど解説した、先天的な扁桃の活動の大きさと、
  古典的な条件付けの可能性が高い。これは肯定的な
  側面を見る訓練を日々重ねることで、是正できる。




5 その他多数






**