「待つこと」



「待つこと」




 先日取引先にメールを送りました。
それは私にとって重要な用事なので、
私はそのメールの返信を待っていました。




 結果は良ければとても嬉しいですし、
悪ければとても落ち込みます。
 待っている間は少しつらい。
不安と期待が入り乱れます。





 私は待っている時に、ふと人間にとって
「待つ」とは何かと考えました。

 



 まず、「待つ」の実例を挙げてみます。


・食事で頼んだものを待つ
・渋滞で車が前に進むのを待つ
・ボーナスを待つ
・合格発表を待つ
・恋人からのメールを待つ
・忘年会を待つ
・レジの順番を待つ
・遅刻した人を待つ




 実に様々な「待つ」で、
世の中は埋め尽くされています。




 ここで私は「待つ」という行為を



  A群 ・・・ 楽しい待つ 
  B群 ・・・ 苦痛な待つ
  C群 ・・・ 苦痛と楽しいが同居する待つ



 に分類してみました。


 * これはあくまでも現時点での私の個人的な
  主観で、環境と気分によって分類は変わります
 



 まずA群、「楽しい待つ」を挙げてみます。
これは下記があたります。


・ボーナスを待つ
・忘年会を待つ




 将来的に良い事があると解れば
それを待っている間も楽しいのでお得です。
 しかし、楽しいだけだと、
物を考えなくなると言うデメリットがあります。







次にB群、「苦痛な待つ」を挙げてみます。



・渋滞で車が前に進むのを待つ
・レジの順番を待つ
・遅刻した人を待つ



 B群(苦痛)はできれば避けたいです。
ストレスになりますので
この環境を多くし過ぎないように
注意しなくてはなりません。
 

 具体的にはA群に属するか、
この状態を解消する策を練る事になるでしょう。
 この点、B群は苦しい分、
その環境を変えるための
考える力をつけるチャンスでもあります。







 最後にC群、「楽しさと苦痛が同居する待つ」です。


・食事で頼んだものを待つ
・合格発表を待つ
・恋人からのメールを待つ




 C群(同居)は微妙です。C群はA群とB群の間に存在しますので、
揺らいでいる状態です。現実的にはB群と同じようにA群に属すように
能動的に解決策を練ることになるでしょう。
 例えば「合格発表を待つ」は実力をつけて
合格したも同然になれば、C群からA群にシフトした事に
なります。




 では理想の「待つ」はどんな状態なのでしょうか。



 
「AAAAAA」の状態の方は間違いなく楽しいでしょう。
しかし、楽しすぎると物を考えなくなるので
ちょっとお勧めはできません。



「BBBBBB」は逆にかなりきついです。
もうこうなるとお先真っ暗で何も考えられないですね。
考える力をつけるにはある程度の余力が要りますから
混乱してしまうような状況は避けるべきでしょう。



 講師としては若いうちは
「ABBBCC」ぐらいで、



 年を取ったら
「AAAABC」ぐらいになるのが
理想なのではと考えています。





 私自身の最近の現状は
AABCCCぐらいでしょうか。
ちょっと追い込まれていない感じがじます。
もう少し自分を追い込みます。

 



皆さんはいかがでしょうか??
個人の人生観によってずいぶん左右されそうですね。







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